2009年08月30日

●久しぶりのバス / ドイツのソーセージは世界一ィィィ?

本日も琵琶湖へカフェ土偶へと繰り出して、ついでに久しぶりにルアーを投げてみた。
夕暮れの琵琶湖への流れ込みの見渡す限りの藻場である。普通なら無難にワームで攻めるところだが、私はワームでの釣りが今一つ好きではないので、私は昔からこういう状態では水面を覆う藻の切れ目にポッパーやらペンシルを投げる事にしている。
私のお気に入りのルアーの一つがTIFAのMICHAELであるが、私が持っているこいつはありとあらゆる魚に噛まれたりコンクリートに叩き付けられたりで、目がもげて体中ボロボロである。マイケルだけに何度整形してやろうかと思ったけど、名誉の負傷ということでこのままにしてある。
kobass01.jpgということで、久しぶりのトップウォーターでつれたのがこの小バス。
小さいバスに限って水面のルアーへのアタックは派手な気がするのだが、このバスは小さすぎるせいかとても小さな「ちゃぽん」級のあたりであった。
一呼吸おいて合わせる為に糸を送っている間、「もしかしてデカイ?」とドキドキだったのだが、釣れたのがこれでびっくりした。今までこのルアーでバスからナマズから雷魚やニゴイまでもう何十匹釣ったかわからないけど、今日釣れたこの小バスが恐らくこのルアーで釣れた最小のものであろう。
ルアーの大きさと比べていただければ、どれだけ食い意地張ってるねんというところがご理解いただけよう。

Wurst01.jpg明治屋でドイツのソーセージを買ってきてブタンガスのストーブで炙って食べたけど、なかなかの良い値段の割りに値段相応の味ではなかったような気がしてちと残念であった。ドイツのソーセージは世界一だと聞いていたのだが…
ソーセージの上に写っているのはソーセージにされたブタさんの霊ではなく、飛び跳ねる瞬間のバスである。

2009年08月12日

●数年ぶりに食べたキジハタ

akou01.jpggasira01.jpg
また海に。
今回は本気で潜らずにヤスを短くして水深4メートル程度の浅場でカサゴとメバルとカワハギと遊び、塩焼きサイズを数匹捕獲した。
今年はなかなかに魚影が濃い。もうお魚パラダイスである。
去年殆ど見かけなかったキジハタを頻繁に見かけた。水中で見るキジハタのオレンジの斑点はとても鮮やかで美しい。なんというか、海の底まで何処まででも追いかけて行きたくなるほどの魅力があるような気がする。
とはいっても老成魚は見当たらないので、とりあえず25センチ程度の一匹を捕獲。刺身にして残りのアラで赤だしを作った。これは美味しすぎる。キジハタを食べるのは数年ぶりである。
「海の底にいるときは辛い。上にあがる理由が見つからないから」という映画グラン・ブルーの台詞は魚好きの素潜り好きの魚突き好きといった傾向を持つ人にとっては永遠のテーマであるが、このキジハタの刺身と赤だしは、この難問に対する一つの回答でもあるだろう。
すべてが噛み合わさったような感覚の多幸感に包まれた海底からもぎ離されて、一切皆苦たる地上に戻ってくるだけの理由が、そのキジハタの刺身と赤だしにあるような気がした。

2009年06月21日

●初海2009 その3 「突きたい背中」(ボラ編、ボラフルコース)

イカとカニは捕獲したものの取るべき魚が見つからない。キジハタもイシダイも見かけず、メバルは十センチちょっとと小さすぎる。一度だけ遠巻きにこちらを伺う巨大チヌと遭遇するも、寄りきらずに海の彼方へ去っていった。
今日の漁獲は頭足類と甲殻類だけで魚類なしか…と思いながら浅場を移動中に、海底付近のテングサの林に頭を突っ込んで何物かをムシャムシャ食べている、まったくこちらに気づいていない巨大ボラを発見した。
本当に野生動物なのかと疑うくらいに無防備すぎる。無条件に大人を疑いの目で見るように教育された最近の小学生のほうがよっぽど警戒心がありそうである。
魚突き人の間でボラを突く事はとても恥ずべきことであるのだが、ちゃんとした魚を狩っていない状態であの無防備な背中を見ていると、突きたい欲求が膨れ上がってくる。
これはもう「突きたい背中」である。結局欲望を抑えきれず、ちゃんと食べるから良いか。と捕獲決定。

20090619bora.jpg 頭を一突きでキルショットと行きたいところだが、藻の中で頭が見えないので十分に間合いを詰めたうえで背鰭の基部にフルパワーの一撃。もうほとんど辻斬りのようである。
ガンガン暴れるのを藻の上に押さえつけて、指ストリンガーで魚を掴んでヤスを抜いて浮上する。ナイフを抜いてまず脳天に一撃、そして鰓蓋から脊椎に向けて刃を差し込んで大動脈一閃、ついでに鰓を毟り取り、活け〆と血抜き完了。ゆらゆら沈んでゆく鰓に群がるベラやカサゴ、ギラギラする水面で手の中で血に染まって死んでゆく魚の血煙で染まる海に酔う。
同じような状況でもう一匹追加して、計二匹の70センチくらいのボラを腰にぶら下げる。イカとボラあわせて本日の捕獲率は100%である。3ショット3キル!さて、こいつをどうやって食べるか。

釣りをする人の間では食べ物ではないという扱いを受けているボラであるが、綺麗な海域のものをちゃんと血抜きしてちゃんと内臓を取って下処理して食べればとても美味しいというのも良く聞く。
海岸で鱗を落とし、内蔵を摘出して可能な限り綺麗に洗う。鱗と内臓を落とした状態で、「ボラのヘソ」あるいは「そろばん」と呼ばれて珍味とされる胃の幽門と一緒に家に持ち帰った。
写真の「鱗落とし」はちゃんとしたお店で買った真鍮製のもので気持ちよくバリバリ落ちる。
包丁の背や百円ショップで売っているようなものを使うのとは雲泥の差である。

可能な限りぬめりを落とし、腹部の内側の脊椎に沿って走る大動脈の外膜を破った上で、歯ブラシやたわしを駆使して可能な限り血合いや良くわからない汚れを落とす。これだけでかいと動脈に残っている血の塊も侮れない臭みとなる。これボラ?っていうくらいにぴっかぴかにして綺麗にする。
ここまでくればボラ自体は余り匂わない。肉質自体はタイに近いものがある。後は三枚におろして、アラと食べる部分に分ける。
刺身にすると白身と血合いのコントラストが綺麗である。
釣りをする人間は「ボラを食べている」と考えると、何か「スカンクの肉を食べている」ような生理的な拒否反応が起こりそうになるのだが、そこをぐっと押さえて食べてみるとまったく臭みを感じずにとても美味しい。タイと称してボラを出す旅館があるというのも頷ける。ボラに対する偏見がない人は、美味しい美味しいと喜んで食べるのが可笑しい。

とりあえず、臭みを消す料理として、カルパッチョ、南蛮漬けにしてみたが文句なしに美味しい。巨大ボラなので肉が分厚く食べ応え満開である。
さらに残ったアラを湯通しした後、きつい目の生姜と一緒に味噌汁にしたのも絶品であった。

結局、ボラの刺身、ボラの洗い、ボラカルパッチョ、ボラ南蛮漬け、ボラ生姜味噌汁と、もうボラフルコース状態だったのだが、どれも文句なく美味しい。しかしこれだけ巨大なのが二匹もいると食べても食べてもボラが減らない…
ということで、次回からは積極的にボラを狩っていこう!ただし一匹だけ…

で、作り方、

ボラの刺身、ボラの洗い:
さく取りして皮を引いたボラの身を薄くおろす、そのまま氷水にくぐらせて身が収縮すれば洗いになる。
でも、厚い目に切ってガリガリした食感で頂く方がいいかも。
皮付きのままキッチンペーパーを被せて熱湯を注いで霜皮造りにもしてみたが、これだけでかいと皮が分厚すぎてグニグニ…

ボラカルパッチョ:
1、にんにくスライスをオリーブオイルで揚げる。良い色になったらにんにくを取っておく。
2、キュウリと玉ねぎの薄切りを皿に敷く
3、皮を引いて刺身状にしたボラの身をその上に並べる。
4、バジルの葉と揚げたにんにくスライスを振り掛ける、レモン汁とオリーブオイル、塩コショウを混ぜたものを振り掛ける。
5、冷蔵庫でよく冷やして食べる。

ボラ南蛮漬け:
皮付きのボラの身に片栗粉をまぶして揚げる。
三杯酢+だしを入れたボウルで人参、玉ねぎ、キュウリなどの細切り野菜と混ぜ合わせて終了

ボラ生姜味噌汁
湯通ししたボラのアラで出しなしで味噌汁を作る。
適当に切ったねぎとちょっと多い目の生姜を入れる。

おまけ、ボラのヘソの塩コショウ炒め:
適当な大きさに切ってこれでもかとよく水洗いした「ボラのヘソ」を塩コショウで炒める。
砂肝のような食管と味で、確かにこれは珍味である。
とても魚を食べていると思えない。


20090619boracourse.jpg写真はフラッシュをたいてしまったので写りが悪いけど、ボラ料理+カミナリイカとサザエの刺身+カミナリイカの天ぷらである。
右上が「ボラ生姜味噌汁」、その左が「ボラのヘソの塩コショウ炒め」、白い皿の上の茶色い皿が「ボラカルパッチョ」、左下が「ボラ南蛮漬け」である。

2009年06月20日

●初海2009 その2 「エキセントリック青年ガザミ」 (ガザミ編、ガザミとサザエのワイン蒸し)

20090619gazami.jpg海底で魚を食べるガザミを通りすがりに発見する。人間で言えば大学生くらいのお年頃の、砂に潜りもせずに派手な模様の背中を丸出しで海底でお食事しているエキセントリック青年ガザミの目立つこと目立つこと。
カニごときにヤスを撃ち込むのは「海中プレデター見習い」である土偶の名が廃る上にカニミソもはみ出すやんか。ということで手づかみで捕獲した。
グローブ越しであるけど思いっきり挟まれてちょっと痛かった。十五センチほどのオスのガザミであった。

こいつはサザエスパゲティーにするために用意してあったサザエと一緒に白ワイン蒸しにする。
カニは生きたまま熱湯やらフライパンに投入すると生命の危険を感じて腕やら足やら鋏やらを分離させるので、フライパンに入れる前に目と目の間から金串を刺して生締め〆ておく。しかし〆る時ももたもたしているとエマージェンシー腕分離を発動させるので、生命の危険を感じる隙を与えずに、仕事人のようにザクッ(金串を刺す)、くいっ(金串を倒して脳神経を破壊)、クタッ、ピクピク(カニが絶命する)と手際良くする必要がある。

20090619gazamiwine.jpg ワイン蒸しとはいっても、このくらいのサイズのガザミなら殻を油で炒めておくと殻ごとバリバリいける位にもろくなるので、まず、フライパンに多い目のオリーブオイルを入れて暖め、カニが赤くなるまで炒める。
そしておもむろに白ワインをどぼどぼ投入。身、貝柱、肝の三つの部分に分解したサザエと一緒に煮るくらいの勢いで蓋をしてグツグツ。
で、白ワインを飲みつつ、二つに割ったカニを足のところを手でつかんで鰓だけ毟って殻ごとバリバリ、サザエをパクパク。
これはいいおつまみや…
海は梅酒より白ワインが合いますなと。わかったような事を言ってみる。

2009年06月19日

●初海2009 その1 「釣れないので突いてみた」 (カミナリイカ編、イカ肝と白ワインベースのカミナリイカスパゲティー山葵アオサ添え)

真夏と変わらない強烈な日差しの中、海に向かう。
食料は現地調達の予定であるけど、一応地元のスーパーで食料を買って氷を調達してゆく。
サザエは安くて3つ250円、平均的には一個100円くらいである。

今年の初海は誰もいない海と浜だった。去年に新調した二股ヤス先を手に海に入る。一面の砂浜、目の前を群れをなして通り過ぎるマアジの大群、海底で餌の取り合いで喧嘩しているネズミゴチ、海面と海底で乱反射して目を射る光の渦、何度感じても慣れない至福の感覚である。

20090619kaminariika.jpg 深度10mほどの沈み根を捜索中に二匹のコウイカ系のイカが根と砂の境界らへんで佇んでいるのを発見。
手前のイカは少し小さめでその向こう側にいる大き目のイカにははっきりと大きな「目」のような斑紋が確認できる。ということは、手前の小さいのがメスで向こう側の大きいのがオスのカミナリイカだろう。時期的にこの二匹は卵を産みに来たか産み終わったつがいにちがいない。
産卵しようとしているカップルを襲うのに一瞬ためらったものの、気にせず向こう側のオスめがけてダッシュ、こちらに気づいて逃げの体勢になったところにヤスを撃ち込んで難なく回収。この種のイカがスミイカと呼ばれるだけのことはあり、辺りが黒く染まるほどに大量の墨を吐いた。
甲長30センチほどの見事なカミナリイカであった。
先々週から釣りたくてしょうがなかったイカであるが、釣っても釣れないので突いてみた。というところである。

とりあえず現地で足を数本ぶった切って刺身にする。
魚は死んでから一日後以降が最高に美味しいけど、イカの刺身だけは採りたてが最高である。
このイカは正式な和名はカミナリイカであるけど、一般的にはモンゴウイカと呼ばれるイカであり、さすがにその刺身は美味しすぎる。

20090619ikaspa.jpgということで刺身だけでは芸がないので、当初はすでに材料を準備して作る予定であった「サザエスパゲティー」の予定を変更しイカ墨スパゲティーを作ろうと思っていたのだが、あるだけ吐いたせいか解体した時には墨袋は空だったのでとても残念。ということで、「イカ肝と白ワインベースのカミナリイカスパゲティー山葵アオサ添え」を作った。
以下作り方:

1・海水2、真水1くらいの割合の水でスパゲティーを茹でる。
2・その辺で取ってきたアオサをオリーブオイルで炒め、繊維が崩れてきたところに白ワインを注ぎペースト状にし、ピリッとするくらいに山葵を入れる。これは小皿に出してとって置く

3・にんにくスライスを揚げたオリーブオイルで潰したイカの肝を炒めて白ワインを注いでソースとし、塩コショウで味を調える。
4・ぶつ切りにしたイカのゲソやら何やらをちょっとだけ炒めて、茹で上がったスパゲティーを投入。
5・混ぜ合わせた後、2の山葵アオサを上に盛り付けて出来上がり。

イカ肝の濃厚な味とにんにくの風味と山葵アオサのピリピリ感がとても美味しい。これはどんなお店で食べるどんなスパゲティーよりも美味しいと思う。
太陽の日差しを浴びながら、視界に海しかない状態で、キンキンに冷やした白ワインを飲みながら、このスパゲティーを食べているのはこの世の楽園である。

2009年06月13日

●脱腸カサゴ

また海へ行った。
暖かければ泳ぐつもりでいたけど、さすがに寒かったのでウェットスーツを着てまで泳ぐつもりはなく、海沿いを車でぶらぶら走るだけの道のりだった。
今まで殆ど行った事のなかった地域を走り回る。海沿いの道あり、獣道のような山岳ステージあり。
この地域で見覚えの無い海が未だにあるというのはとても新鮮だった。

途中で立ち寄った漁港で戯れにワームを投げたらカサゴが遊んでくれた。
20090613kasago.jpg
写真を見て始めて気づいたけど、なぜか脱腸気味…
さすがにこれだけ小さいの一匹じゃぁ食べるところなんか殆どないので逃がしたけど、よく考えれば逆にこれだけ小さいから、丸ごと唐揚げって手もあったなぁ。

2009年05月30日

●エキサイティング海

古い友人と海へ釣りに行った。
朝の三時に家を出て夜明けから釣り始める。なんだろう。なんかこんな感覚は本当に久しぶりだ。

syorijou.jpg釣り場に到着して、そこにあった看板を見てぎょっとした。
犬熊処理場は犬や熊を処理する施設なのではなく、犬熊という土地にある処理場だと思い当たるまでの数秒間がとてもエキサイティングだった。

で、アオリイカかコウイカを釣ってやろうと意気込んでいたが全く釣れず。一度だけ巨大なスズキがエギを追いかけてきてアドレナリンを無駄に放出したのみ。エギのオーバーアクションでやたらと疲れた。
サビキに群れるグレの憎たらしい事憎たらしい事。友人がラインブレイクによりアミカゴを海底に沈めて前半戦はあえなくゲームセット。

砂浜に移動して釣り始めるも、友人の仕掛けにはシロギスが喰い付くのに、私の仕掛けにはヒトデしか喰いつかない。良くてネズミゴチ。二時間しか寝てない上にヒトデしか釣れない脱力感から桟橋の上で大の字になってフテ寝である。ああ人でなし。
しかし砂浜でヒトデが釣れるとは。海底の状態が全く想像できない。一体どうなってるのだ?

友人Cがアオイソメを使い果たし、アジの南蛮漬け食べたいべさ?ということで、アジを釣るためにアミカゴ+サビキセット+エサ購入のために小浜新港に移動する。
助手席の足元でたっぷんたっぷん揺れるオキアミバケツがとってもスリリング。こぼれそうでこぼれない、新車にオキアミはおおよそ対極に位置する取り合わせである。
だがそれがいい。

小浜新港で「鯖の竜田揚げ膳」を食べた。これはとても美味しかった。しかし、ネタで買ったワカメソフトクリームは後ろからトンビに半分持って行かれた。何すんねん!トンビソフトクリームの具ににしてやろうか?と心の中で罵倒しておいた。
戯れに撒いてみた餌のために持参したキビナゴに群がるトンビの怖い事怖い事、昔から小浜新港のトンビは人を全く怖がらないところがあったけど、最近はますます凶暴化しているようだ。ちょっと気の利いたトンビなら小型犬の一匹や二匹さらってエサにしそうだし、そのうちに乳児がトンビに連れて行かれてトンビに育てられたトンビ少年発見とかいう事件が起こるに違いない。
大人でもここでヒトデの桟橋のように大の字になって寝てしまうと、鳥葬のような事になってしまう可能性大である。いくら私が卒論で『ツァラトストラはこう言った』を書いたからといってそれはごめんこうむりたい。あなオソロシや。
もう、本当にワカメソフトクリームなんかより、トンビソフトクリームでも名物にすればいいと思うよ。

で、オキアミとサビキセットを購入し、満腹した後、最初の漁港に移動してひたすらアジを狙う。なかなかいい感じの南蛮漬けサイズのアジが釣れまくる。
昔からサビキ釣りってのはあまり好きじゃなかったのだが、オキアミが振ってきてパニックになって右往左往する小魚を見ながら「ふはははー死のダンスを踊るがいい」或いは「ふふふーお食べお食べー」と心の中でつぶやきながら、オキアミをまいて群れをコントロールするのはなかなか楽しかった。
しかし本当にグレの群れは憎たらしい。お前らアジより先に喰うなー!オキアミで寄せた群れにショットガンでも打ち込みたい気分である。

当初は昼までに帰る予定だったはずだが、夕方前に撤収。
しかし、途中でワラビ取りに夢中になって思わぬロスタイム。オッサン二人があひゃあひゃ言いながら山を駆け回る姿はさぞかし微笑ましかったに違いない。私の頭の中にはずっと「アホワラビの歌」が流れていたのであった。

tyouka20090530.jpgということで、雑魚で小魚ばかりのエモノである。潜って魚を突くのが如何に効率が良いかというのがしみじみ判った。

2009年03月04日

●日本橋で買ったものその3 タツノオトシゴストラップ

seahorse00.jpg
 日本橋ということで、電気製品だけでなくフィギュア系のものを一つ。
以前「原色 海水魚ストラップ」のマダイのガチャガチャを紹介してからずっと同じシリーズの「マアナゴ」が欲しかったのだが、この同じシリーズのシークレットである「タツノオトシゴ」が売られているのを発見して思わず買ってしまった。

大きさといい質感といいやたらとリアルでもう殆ど本物である上に、以前の「マダイ」に比べてアドエスのタッチパネルがめちゃくちゃ押しやすい。
繊細な操作は頭をつかんで尻尾の先でちょんちょん、と尻尾のカーブが絶妙すぎる。
大胆な操作は尻尾をつかんで口吻の先でちゅっちゅっぶちゅっ、ああこれはたまらんほど可愛過ぎる…

2008年10月05日

●きんし丼 / ラジコンという異世界 / 原色 海水魚ストラップ

明治の初めからあるらしい古いうなぎ屋さんで、うな丼の上に巨大な出汁巻きが乗っている「きんし丼」を食べた。
かなり有名な店で、この店が有名である事を中学生くらいの時から知っていたけど、なぜか今まで一回も行った事がなかった。
滅茶苦茶美味しいって事はなかったけど、突飛で刺激の強い変わったものを「美味しい」とする風潮からすれば逆に新鮮であった。
刺激物は慣れれば魅力が無くなるけど、こういった質実剛健な味こそ飽きが来ないのだろう。

madai20081008.jpg 大の大人たちが巨大商業施設のラジコン屋さんの一角に設えられたコースで黙々とラジコンの自動車を走らせている光景は明らかな異世界の趣がある。
日常的にほとんど目にする事の無い、ボールベアリング、ギア、金属シャフトなどの商品が延々と陳列されている横で大人たちが嬉々としてラジコンカーを走らせている。そんな場所にしばらく身を置いていると自分の中にある通常性の感覚が狂って来るような気がした。

ゲーセンで「原色 海水魚ストラップ」を買った。
出てきたのはマダイのメス。何気に尾鰭の先でアドエスのタッチパネルが押せるしいい感じである。とは言いつつも、本当はマアナゴが欲しかった。
しかし、ネットで調べてみると、シークレットは「ゴンズイ玉」らしい、むぅ、これは欲しいぞ…あんまり触りたくないけど…

2008年10月03日

●マイノリティ

仕事後に職場の同じチームの人たちとヤキトリを食べた。有意義で楽しい会合であった。

higanbana20081002.jpg毎年、所々に咲いていた白い彼岸花が今年も咲いていた。今年は「咲いていた」という控えめなものではなく、群落になって特定の一体を埋め尽くしていた。ここまで咲き乱れていると全然ありがたくも何とも無い。
マイノリティだったはずのものが多数派になっている状態ってのにはちょっとした違和感を感じる。
そして大抵の場合、そのマイノリティだった価値は消費し尽くされてしまうのだ。
来年、ここはどうなっているのだろう?と余計な心配をする。
群落から外れてぽつんと咲いており、一本首が折れていた、この写真のものにちょっとした親近感を覚えた。

2008年08月17日

●ヘチマに雌花が咲いた

家に植えたゴーヤは二つ目を収穫して食べ、三つ目がそろそろ食べられるかな?という大きに育って来ているのだが、ゴーヤに引き換えヘチマが雄花ばかりで全然雌花が咲かず実が出来んやんけー。と思っていたらいつの間にか雌花が一つ咲いていた。
もう夏も終わりそうやのに、今更って感じもする。

いつも何時くらいに実が出来ていたのか全然覚えていないけど、ブログを見る限り、一昨年は九月の半ば、去年は10月の半ばにヘチマを収穫していた。
ということで、ヘチマの実が出来るのは思っているより結構遅いようである。

今実がなり始めたので、さすがに9月半ばから十月半ばには食べられるくらいの大きさになっているだろう。
しかし、なんか実が出来ると言うのはわくわくするなぁ。

2008年08月05日

●「葛藤」ならぬ「糸苦」

goya20080805.jpg
ゴーヤは次々と雌花が膨らんでくるけど、ヘチマは雄花ばっかりで全然実がならん。ゴーヤとヘチマが絡みついて大変な事になっている。むぅ。
先日写真をUPしたゴーヤが気付けばこんなに大きくなっていた。手のひらを伸ばしたより少しい大きいくくらい。
でも写真でみるとなんか意外にグロテスクやなぁ。後ろに映っている黄色い花はゴーヤの雄花ですな。

もっと大きくなるのを待ちたいけど、早くゴーヤチャンプルにして食べたい。ってな葛藤と日々戦っている。
「葛藤」って言葉は葛と藤が絡まる状態を指しているので、この場合は糸瓜と苦瓜が絡まっているので「糸苦」と言うところか。

2008年07月27日

●ゴーヤと少年カマキリ/誤変換

goya20080727.jpg kamakiri20080727.jpg ヘチマと一緒に植えていたゴーヤの実ができているのを発見した。ちっこいくせにゴーヤっぽいイボイボがすでについていてなんか妙にかわいい。
さらに少年カマキリがヘチマの葉陰でたたずんでいるのも発見。こちらも可愛い。
アリとヘチマはセットみたいなものやけど、じゃんじゃんヘチマの葉に卵を産みにくるエカキムシたるハモグリバエに対してそのアリさんパトロールが何の抑止力にも防衛にもなっていないように見える、
つうことでこの少年カマキリが片っ端からハモグリバエを捕獲してくれるのを期待。

恒例の「みたらし祭り」に浴衣を着て出かける。
「足つけ神事」前には長蛇の列だった人気のみたらし団子の出店だが、水から上がってみるとすっかり売り切れていたので、今年はみたらし団子を食べられなかった。残念。

「みたらし祭り」を変換したら「観たら死祭り」になって近年に無いナイス誤変換であった。
しかし凄そうなお祭りやなぁ「観たら死祭り」。

2007年09月08日

●2007最後の夏海

いつものメンバーで海に繰り出すも台風の影響で波が凄かった。
今回は「海でつくらへん料理を作ってみよう企画」ということで、通常のバーベキューのほかに「海水で茹でたペペロンチーノ」「現地調達採りたてたこ焼き」のメニューが追加される事となっていた。

激しい波が打ち寄せる中、某レディの焼いたパンを頬張って、日の出と同時に海に入る。
海に入って直ぐに20センチほどのチヌの群れを水深3mほどの極浅の地点の砂地で発見する。捕獲対象サイズがいないもののとりあえず潜行して根に隠れて様子を伺う。
すると目の前を岩陰から出てきた50cm近い巨大チヌが横切った。ヤス先ほんの30センチほど先である。アドレナリンが出まくる中をゴム引きMAXのフルパワーで体のど真中に打ち込むも、あまりのパワーに二本ヤスが止まらずにシャフトまで貫通してしまう。しかも体の中心より少し後ろを貫通している。
慌てて押さえに入るも体に大穴の開いたチヌは激しくもがいてヤスを振り切って海の彼方に。
あれだけの怪我やから多分助からないやろう。なんとしても捕獲するべきやった。ちゃんと頭を撃つべきやった。悔やんでも悔やみきれないけどどうしようもない。開始早々の大チャンスを逃して水中でしばし慟哭する。

20070908A.jpg気を取り直して再出撃。岩場で餌をついばむ巨大カワハギを真横からの綺麗なヘッドショットで、戻る途中に砂地で見かけた小さいチヌを斜め上から慎重に狙って、これも綺麗に脊椎にヒットさせ捕獲。25センチと小さいけど塩焼きが一番おいしいサイズなので良いのだ。

たこ焼きの蛸を現地調達という激しいプレッシャーの中、二本目の出撃。
おったら蛸取るしと言いつつも、魚を探しつつ岩陰を除いて明らかに蛸探しモード。しかし蛸は何処にもいない。こんな荒れたらどこかに引っ込んでるのだろう。
しばらくするうちに水深六メートルほどの根の中腹に巨大カサゴを発見して潜行する。潜行中、根の一番上に蛸がでーんとのっているのを発見。迷わず蛸を捕獲対処に変更。
通常ならナイフアタックで勝負を挑むところやけど、どうしても逃がせないということで念には念を入れてヤスを打ち込んで岩に固定した上で掴んで浮上、その後にナイフアタック。タコ相手にヤスまで使った、小銃を持って昆虫採集をするようなものである。
巨大チヌを逃がしてちょっとショボーンとしていたものの、プレッシャーを跳ね返して期待通りの働きをした嬉しさに大喜びである。蛸を取ってこれだけ嬉しかったのは初めてであろう。
塩と小麦粉でぬめりを取ったタコの足四本をぶつ切りにして、わさびと少量の海水と醤油で味をつけて「たこわさ」を、残りを海水で茹でてたこ焼きの具に。
任務を果たした後の「たこわさ」と「たこ焼き」の味は格別であった。

潮が満ちてきてうねりが出てきて波が恐ろしいことになってきた。
足ひれとマスクとシュノーケールを装着し、落ちていた発泡スチロールの板でボディーボード風に遊ぶも、入れそうなチューブが出来るほどの巨大な波に乗りながら、野営地点が津波に襲われる様を眺め、自然の恐ろしさを思い知る。しかしながら、あまりの波に慌てて高台へとダッシュで避難するハマダンゴムシたちがなんともプリティであった。

三本目は味噌汁の具を調達ということで、大き目のウミタナゴと通りすがりの運の悪いカワハギ君をどちらも綺麗なヘッドショットで捕獲。
やっぱり二本ヤスはこう使わないといかん。

波のせいで皆が泳げたわけでもなく透明度も低くて残念やったけど、楽しい海遊びで夏が終わったのを意識した。
次回からはウエットスーツ着用の秋冬海である。

2007年08月11日

●海の幸料理

海三連戦二日目は昼から出動。ドライブと新規漁場開拓をコンセプトに。中々良い感じのスポットを発見。
日暮れ前に「いつもの海」波消しブロック前を捜索するも、寸前に人が入っていたためにまともなターゲットに殆どで合えず。通りすがりのカワハギとカサゴを捕獲するのみ。
結構なサイズのキジハタとわたりあったのやけど、上後方からの死角のシチュエーションで慎重になりすぎて気づかれ、向かい合ってからの横を向いたタイミングでヤスを打ち込めず、そのうちに岩間に入られて消えた。残念。キジハタに苦手意識が芽生えて来そう…

ゴロタ石の浜辺で料理を開始するつもりが地表を埋め尽くさんとするくらいのフナムシの大群に遭遇して撤退を余儀なくされる。
まるでヒッチコックの映画のようである。こんなところで悠長に料理してご飯食べてられるかい!
ということで、場所を移動して港の岸壁の護岸で料理開始。

タコ焼きそば:
前日捕獲したタコを塩揉みしてぬめりを取り、大胆にぶつ切りにする。
玉葱、茄子、南瓜を塩胡椒で炒めた後にタコを投入、しばらくした後に「そば」を投入。
さくさくっと手早く炒める。
タコ一匹を使った贅沢なやきそばやね。これが美味しくないわけが無い。

サザエとアサリの白ワイン蒸し:
サザエの殻を叩き割って中身を摘出する。叩いて割るのが結構大変やったので、素直にナイフ入れて貝柱を切る方法ですればよかった…綺麗に水洗いした後適当な大きさに切る。
塩コショウで下味をつけてオリーブオイルで炒め、サザエを投入、アサリはそのまま。
良い感じに煮立ったら出来上がり。
白ワインの甘みが貝と合って良い感じ。

※サザエもアサリも海で採るとたいていは密漁になります。
食べたいなら地元のスーパーで安く売っているので買いましょう。
突き人は貝獲りと間違われないように細心の注意を払って気をつけています。

カワハギの肝と卵巣の味噌汁:
お湯を沸かしてカワハギのアラでだしをとり、味噌を入れて味噌汁にしてから肝と卵巣と投入。
これは普通に美味しい。

ヒゲダイの塩焼き:
以前に捕獲して冷凍しておいたヒゲダイに濃い目の塩を振って炭火で焼く。
シンプルでとても美味しい。ヒゲダイってめっちゃおいしいやん。

白ワインとしょうゆの貝出汁野菜炒め:
焼きそばを作るつもりが多すぎた野菜を塩胡椒、白ワイン、しょうゆで炒めた。
上の白ワイン蒸しの出汁が効いていて良い感じ。

2007年08月10日

●海三連戦、初日

午前二時より海三連戦が始まる。暗いうちから車を走らせ、夜明けと同時に海へ。
平日と言う事でほとんど誰もいない海。雲ひとつ無い強烈な日差しが照りつける中、二本ヤスを持って海に向かうもさらっと近場の沈み岩を流しただけで突果はなし。

ガザミを捕獲して味噌汁を作り、シロギスとネズミゴチの干物を製作する。
砂地でタコの食べ後の残骸らしきものが散らばる付近を捜索した結果、砂に埋まった岩場の隙間にタコを発見。目が合った瞬間に奥に潜られるも岩の隙間に肩まで手を入れて手探りでつかんで引きずり出してナイフアタック。
今年の初タコは小さなマダコであった。

いつものように求道的な潜りと突きは無しで、一日お風呂のように海に浸かって漂い、浜で料理を作って食べてばかり。
海は地表の70%を多い尽くす広大なお風呂であり、洗い場であり、食料庫であり、あるいはトイレですらある。
「あらゆる汚れを引き受けてなお清くある大海」と言ったのはニーチェさんであったけど、海に受け入れられるという感覚は心地よいものだというのを再認識した。

誰よりも早く海に来て誰よりも遅く海から帰った。海さん今年からもよろしくお願いいたします。

2007年08月02日

●お魚尽くし一日目

昨日の潜りで全身が軽く筋肉痛になり、焼けた背中がピリピリする。ギシギシする体を駆って「もー好きなように良きに計らっちゃうよー」とラストスパートをかける。とりあえずリリースできたという事でひと段落。めでたしめでたし。
しばらくSQL文など見たくもない。ということは全く無いのが変態の証である。

昨日狩ってきた魚を下処理済で冷蔵庫で寝かせてあったので今日は魚尽くし。
イシダイ、ヒゲダイ、カワハギにカサゴと美味しすぎる。
メニューというかレシピというか献立は以下の通り。

しかし、ヒゲダイがエリック・ドルフィーに見えてしょうがなかった。

イシダイとヒゲダイの刺身:
冷蔵庫で一日寝かせた魚は歯ごたえは落ちるものの旨みは良い感じ。
魚屋では買えない、ちゃんと〆て血抜きしてある魚の刺身は純な味でたまらん。
イシダイよりヒゲダイのほうが美味しいぞ!

イシダイの塩焼き:
魚は塩焼きが一番味が良く分かると思う。脂が乗って磯臭い香ばしさのイシダイの味が良く引き立ってとても美味しい。

カワハギとカサゴの煮付け:
上品な白身のあっさり系お魚を一緒に煮付けに。
カワハギから摘出された肝臓、卵巣、精巣などの臓器も一緒に薄めの味にする。白身に肝を少し乗せて口に運ぶともう絶品。

イシダイとカワハギ卵の大葉巻き:
イシダイの塩焼きとカワハギの卵巣の煮つけを一緒に大葉に巻いて、醤油ではなく塩で食べる。
シンプル系塩焼きと複雑系煮付けとフレッシュな大葉が合わさってなんとも複雑な味で良い感じ。

イシダイの皮茶漬け:
そして最後は熱いご飯に塩焼きのイシダイの身と皮を多めに乗せて、わさびと塩を効かせて熱いお茶を注いで食べる。
お茶が脂でギラギラするくらいの脂の乗りにわさびが良い感じのアクセント。こんなお茶漬けはめったに味わえんわー

2007年08月01日

●スナイパー冥利に「だけ」尽きる。

今年初めてのいつもの場所での魚突き。
天気も良く、波も低く、人も少なくて良い感じ。魚影は薄いものの、魚突きというより、海と対峙するコンディションとして申し分なかった。

20070801ishidai.jpg20070801higedai.jpg20070801killshot.jpg
30センチクラスのイシダイ、20センチクラスのヒゲダイ、カワハギ少々、カサゴ、シロギス、メジナとこの世界では捕獲対象外ばかり。 漁獲自体は全く大した事無いけど、初めて見る魚と完璧に決まったヤス撃ちがあったのでシーズン初としては上出来としておこう。

チョッキ銛での一本目:
よく晴れて海中は明るいものの、魚影はとても少なく捕獲対象魚をほとんど見ることも無い状態である。
6~7メートルほどの隠れ根の海底周りを捜索中、前方をこちらに興味を示しながら横切ろうとする30センチほどのイシダイを発見。スルーするかどうか激しく迷ったけど、魚影の薄さを考えて捕獲決定。
目を逸らしながらゆっくり距離を詰めてダッシュされる前に斜め後ろから銛を打ち込む。後ろから撃つのに頭を狙う余裕なんか無く、無難に胴体の真ん中にフルパワーの一撃。綺麗に真ん中を貫通して難なく捕獲。
画像一枚目。よく見ると幼児体型やなぁ。

二又ヤスでの二本目:画像二枚目
魚影が薄いので小物&カワハギ狩りに変更し、二又ヤスを持って海に入る。
海面を移動中、深度4メートルほどの岩陰に背中部分が見えた魚を発見。魚種を確認できないけど、魚種を確認するために顔を見ると逃げられそうなので、背びれと鱗の色と形からクロダイと推測して完全に死角から銛を打ち込む。
脊髄にヒットしたらしく、ほとんどキルショットに近い刺さり方で一気に水底に押し付けて、暴れられることなく回収。捕獲してみてびっくり。初めて見るヒゲダイだった。
そして砂の上でたそがれるシロギスの巨大さに驚いて思わず突いた。
一緒に海に行った父が一番驚いていたのがこのシロギスだったりする…

場所を変えて二股ヤスでの三本目:
去年40オーバーのイシダイを捕獲した波止めブロック回りを攻めるもここも魚影が薄い。
唯一発見した巨大クロダイは遠目の距離にもかかわらず斜め前からヤスを放ってしまい鱗にはじかれてしまう。後ろ目から撃って逆目で鱗の隙間に食い込むようにヒットさせれば刺さったかもしれんのにー、と水中で一人で激しく悔しがる私はさぞかし間抜けだっただろう。さすがに20センチあまりのイシダイはスルーした。
しかしながら次に出会った巨大カワハギに極限の集中力で放ったヤスは肝どころか身さえも傷つけない口先を貫く芸術的なショットだった。そして「理想的な突きポイントってばこの辺やなー」とヤスを向けて遊んでいたグレを思わず撃ってしまう。狙い通り、鰓蓋の上端と背鰭の基部の間から反対の目の上へと抜ける完璧なヘッドショットやった…
画像三枚目


久しぶりの本気潜りで一年が経過したことを実感したけど、今までより海に依存していない自分を感じてちょっとびっくりした。
プレデター度とマイヨール度は低く、スナイパー度だけが高い、2007初の魚突きであった。
そして私レベルではチョッキ銛より二又ヤスが向いているなと思った。

2007年06月23日

●殺意と食欲の水族館

良い天気。朝から須磨の水族園に出かける。大量の魚が水槽で泳ぐ様は魚好きには堪えられない風景であり必然的にテンションが上がる。
ロウニンアジ、クエ、マダイ、いつかこんな奴らの鰓蓋を銛で貫いて押さえ込み、ナイフを脳天に突き立て、三枚におろして刺身とカルパッチョとお茶漬け、煮物焼物蒸し物にして胃袋に収めたい。
次々と現れる魚たちに対して、土偶解説員は市価とどうやって食べると美味しいかをメインに野良解説を加える。見ず知らずのおばちゃんも聞き耳を立ててへーっと感心してうなずいている。
しかしながら水槽の魚たちはそれほど美味しそうに見えないのは残念である。

イルカがせめてきたぞっ 飼いならされた水棲哺乳類のショーを眺める。高度な知能と知性とコミュニケーション能力を持ちながら人間に良いように使われる彼らを見ていると、心の底でさぞかし怒りと憤りを募らせているのだろうなと思う。逆立ちした状態で尾びれだけを水面に出して「八墓村」のポーズを取るのはさぞかし屈辱であろう。
ジャック・マイヨールが彼らに泳ぎを習いたくなったのもわかるような気がする。奴らの身体能力に驚くと共に、彼らが人間に復習を企てる気持ちがわかったような気がした。
知能、身体能力、そしてモチベーション共に彼らが世界征服に乗り出さない理由は無い。彼らならきっと世界性服を果たすに違いないだろう。「イルカがせめてきたぞっ」でお馴染みの画像のような日が訪れるのももうすぐだっ。と思うっ。

水族館から駅までの道のりの海岸を裸足で歩いていて、いてもたってもいられずに思わずズボンとシャツを脱いでパンツだけで泳ぐ。
とても暑い、今年初めて海に浸かり、体が潮味になった日だった。

2006年10月30日

●二十日大根を収穫してみる

金、土のエントリーを読んで下さった方がたから色々心配をいただいたようで、感謝申し上げます。
特にこれと言った問題は起こっていないので、ご安心ください。

radhish20061030.jpg
二十日大根が一ヶ月たつとだいぶ大きくなり、アブラムシやら青虫がたかり始めたので、家に帰ってから生育の良さそうなのを半分ほどプランターから引き抜く。

残り半分を入念に害虫チェックしたところ、アブラムシや青虫のほかにカメムシまでいた。
こいつらー新芽ばっかり食べてんなよーもう辛抱ならんということで、カメムシは指で遥か彼方に弾き飛ばし、青虫は指でつまんでメダカの餌に、アブラムシは見える限り指でつぶす。

しかし春菊とほうれん草は全く虫がたかっていない。アブラナ科の植物はそんなに美味しいのか??

収穫した二十日大根で、サラダと甘酢漬けを作ってみたけど、どちらもとても美味しい。
なんせ採りたて極まってるし、自分の育てた野菜ってだけで嬉しいやね。
明日はコンソメスープにでも投入してみよう。

今日のメイン晩御飯は冷凍庫から発掘された鶏の腿肉と茸と白葱の大蒜生姜ホイル焼、酢橘風味。
ホイル焼っつーのは美味しいだけでなく食器やフライパンが汚れなくて大変良いのだが、どうも盛り付けに苦労する。
ホイルから出してしまうとイマイチやし、ホイルに巻いたままやとワサワサ感がどうももっさりする。
とても美味しいだけに残念。どうしたものか。

2006年10月16日

●茹蛸なら土偶に

20061016tako.jpgメバルの刺身にメバルの煮付け、茹蛸を刺身に。
茹蛸の茹で具合が絶妙で上手く柔らかく仕上がった。

今年はやたらと蛸を茹でたので、茹蛸に関してはもう絶妙の域に達してきた
コツは足から徐々に浸けて、沸騰が止まれば上げて、沸騰が始まったらまた浸ける。
なので、鍋が大きければ大きいほど湯の温度が下がらず良いということになる。
蛸が全部浸かり裏返して再沸騰して一分くらいで引き上げて、直ぐ水に浸けて冷やせば何とも柔らかい茹蛸になる。
用は茹ですぎない、鍋の湯の温度をなるべく下げないって事ですな。鍋の湯に酢をちょこっと入れれば腕が綺麗な赤色に発色する。
塩揉みせずに片栗粉でもめば良いとか大根で叩けば良いと言う話もあるけど、土偶は塩揉みオンリーひたすら15分以上もみ続ける。モミモミと。

茹蛸ってのは何ともプリチーな形やといつ見ても思うけど、蛸からすれば怖い絵なんやろう。
蛸が俺に見つかり、かつ俺がスルーしなければ、ほぼ100パーセントの確立で茹蛸にされるので、蛸にとっては土偶はウツボよりも恐ろしい存在に違いない。

某氏が四苦八苦しながら長い期間をかけて一つの文章を練っているのを実際に見ていると、ブログに書かれるような数分から数十分でひねり出される自分の文章が、以下に薄っぺらで詰めが甘いかと思うことが多い。
自分のブログの文章を後から読んで「あーもっとこここういう風にかけるやん」と思ったりするけど、それでも中々ザクッとええ感じに書けていると思うのもほんのたまにあるわけで、薄っぺらで詰めが甘い大半の物の中にもきらっと光るのも無くは無いようだ。
一つの文章をきっちり時間をかけて書いてゆくのと、ブログで短期間に書き散らしてゆく事の違いは、一つの曲を延々練習して解釈を深めて表現力をあげるクラシックの演奏家と、ライブのアドリブにすべてをかけるジャズのミュージシャンの違いようなもんかと。
某氏の書いている文章はスタジオレコーディングのようなものやけど、俺のブログはライブの一発勝負みたいなもんやね。

最近きっちりした文章を時間をかけて書くことがほとんど無い。
最近で思いつくのは自分が作った某システムと再構成した某システムの仕様書くらい。
仕様書を文章の括りに入れるのも微妙な感じやけど、それでもTexで仕様書書いても、文書をきっちり作るのは結構楽しかった。

自分はよっぽど文章を書くのが好きやねんなと自認すると同時に、なんかきっちり書きたいなと切に思った。

2006年10月14日

●葉ですら中々出ない

radishA20061015.jpg syungikuA20061015.jpg
家の野菜も育ってきた。 今のところ害虫も病気もなし。

天気が良かったが一日家でだらだら。
夕方から誘われたので出かけ、ひたすら喋って夜中に帰ってきた。

自分自身が自分をこうであると確信してるのにもかかわらず他人には逆に思われていたり、ある人は自分を指してこうであると言っても、また別の人は全くこうではないと言ったりする。
それは見方の違いであったり、見る場所の違いであったり、見えるものの違いであったりするわけやけど、それはどれか一つのみが正しいと言うわけではなく、一つの存在の多様性という風に捉えた方が良いように思う。

シンプルなことをややこしくする必要は無いけど、混沌としか形をとりえないものを無理に分りやすくすしてしまえば意味も価値も無くなってしまうことがあるだろう。
もちろん、何かがどちらに属すべきなのかなのかちゃんと判断できるはずも無いので、
結局、納得できるか出来ないか、面白いかそうでないか、美しいかそうでないかを自分の基準で図るしかないし、結局ぶつかり合うのは正義でも論理でもなく、個人の価値ということになる。
判断保留の立場をとる事も可能だけど、一般的にそれはかなり難しい事でもある。

概念でも実態でも、何か自分に扱え、何を扱うべきなのか。
そしてそれがどんな価値をもたらすのか。そんなことは試みてみるまでは絶対判らないと思った。

とここまで一般化して言ってしまえば、いったい何を指してるのかサッパリわからんけど、何にでも当てはまってしまいそうで、何かを言っているようで結局何も意っていないようにも見え、言葉って怖い。

2006年10月04日

●イシダイ40オーバー(初)

有給を取って海へ。
曇りで日は照らず、海は薄暗い。
潮あたりの良い岩場はプランクトンだかゴミだか細かい塵のようなものが舞ってすこぶる透明度が悪い。
魚影の濃さもいまいち。もう完全に秋の海。ぞっとしないクラゲの群れがどこかに消えたのは良かった。

others20061004.jpg ishidai20061004.jpg

一本目:
濁りが酷いので4m以浅の浅場で新足ヒレに馴れがてらオカズ取り。
さすがに長いだけあってスピードは出る。カワハギくらいなら追いつきそう。
フットポケットもちょっと余裕ありそうな感じにもかかわらず全くずれたり脱げそうな気配は全くなしで良い感じ。

いつの間にかクサフグが5匹ほどずっとついてきてうっとおしいのなんの。
銛先を突付いたり眼前をウロウロするのはまだしも。
隙あらば腰にぶら下げた獲物を齧りとろうとするので油断も隙もならない。
追っ払っても追っ払ってもついてきて、俺がグラディウスでフグがオプションのようだ。
で、獲物はカワハギ2匹に蛸1匹にメバル1匹。
メバルらしく上向いてホバリングしてる大きい目のを発見。水底を手で歩いて近づいて海草に隠れつつ、隙間から手と銛を出して狙撃。
鰓蓋の上から斜めに入り、脊椎を削って逆側の鰓蓋を貫通。脊椎断裂のヘッドショット。
刺さった瞬間にピクリとも動かずに死んでいた。今までで一番綺麗なキルショットやね。
カワハギは肝に惹かれて小さいながらも獲ってしまった…
蛸は例のごとくナイフアタックで墨を吐く間も与えずに捕獲。

二本目:
場所を変えて波止テトラ付近で。
明らかに50オーバーのメジナとか30オーバーのキュウセンベラとか40近そうなフグとか対象魚外の変な奴がいっぱい。
うおーすげーと水族館状態で喜んでる所で、遠めのテトラについてる何かを齧り中のイシダイ発見。ボリボリ音が聞こえた。
泡音が出ないようにシュノーケルを口から外して潜行。上手くテトラの影にイシダイの体前半分が隠れるような死角に回り込んで渾身のフィンキックで一気に距離を詰める。
体の後ろ半分を見ながら慣性で進み、気づかれる間もなく胴体の真ん中後ろにフルパワーの一撃。
イシダイらしく突っ込みはなく硬直。すかさず掴んで脳天ナイフ&血抜き。
イシダイ初めての40オーバー。なんとなくクチグロ。微妙に縞も消えかけ。すげー歯。体分厚っ。
30前後のクロダイを何匹か見掛けたけど、遠巻きにこっちを見つめてるだけで寄らなかった。
劇濁りの海底でアマダイののような40あるかないかの魚影発見。濁りではっきり見えず確認できたのは赤地にうっすらの黄色いライン。頭はシイラちっくに四角い。
頑張って距離を詰めて撃って当てたもののチョッキまで刺さり切らず暴れられて逃げた。銛を押し込む暇もなかった。
始めてみた魚なのでかなり残念。アマダイ?イトヨリ?

家に帰ってカワハギ生肝、イシダイ刺身、茹蛸、イシダイの茹で皮の葱ミョウガ醤油和えを食べた。
美味しすぎる…

2006年10月01日

●野菜栽培日記2006/10/01

photo-20061001-055431-0.jpg photo-20061001-055431-1.jpg春菊がだいぶ大きくなってきた。
二十日大根は第一次間引き終了。
葱も順調に伸び中。
毎朝どれくらい伸びたか見るのが楽しみ。野菜達カワユス。
蒔くトコ無いのにまた種を買ってしまった。イタリアンパセリにタイムにチャイブに水菜、いったいどこに植えるよ。

2006年09月28日

●いつも心に太陽を

二十日大根がすごい密度でわさわさにょきにょき育ってきた。気は進まないがそろそろ間引かないといけない。
ネットの写真と見比べてみると徒長しているような気がするが、なにぶん初めてなので良く分らない。
とりあえず土を足して地上部を少なくしてみた。
最悪でもカイワレ大根くらいにはなりそうなのでええとするか。

春菊も葱も芽を出したが、菠薐草と三葉はまだ。
それらと比べれば二十日大根だけ伸びるのが異様に早い。

今一番恐れているのはエジプトに襲来したイナゴの大群のごとき、アブラムシと鳥。
土偶プチ菜園は二階の出窓なのでアブラムシはともかくとして鳥が怖い。家帰ってみたら双葉がついばまれて丸裸になっていた。ってことは避けたい。
そういうわけで、鳥よけとして、もう使わないSolaris10のインストールCDをプランターの端の土に刺しておいた。
サーバーも、鳥よけも、デスクトップマシンもソラリス関連で固めるのが土偶クオリティ。

2006年09月26日

●ハツカダイコン発芽二日目

Radish1day003.jpg 家のヘチマが大きくなってきたので「ヘチマたわし」の作り方を調べているうちに関係ない園芸情報とやらに触れ、色々読んでいるうちになんだか無性に野菜を作りたくなってきた。
昔から草は好きなので植えたりしてたけど野菜は初めて。
とりあえずネットで情報収集してこの間の土曜日に色々買ってきた。
で、初心者向けということで、ちっこいプランターにハツカダイコンの種を蒔いて、芽が出たので家の出窓に置いてみた。
種を蒔いてから3日経過、発芽して2日目の様子。
外に出すタイミングが少しずれて徒長気味??
しかし肥料やら腐葉土やらおもっきり「エサ」としての有機物入れてるもんで、これで独立栄養生物と言えるのか?

まぁ、他にも色々植えたので観察日記でもつけるかと。

いやいやしかし種から芽が出るというのはなんともカワユスなぁ。生命の神秘なり。
「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」って実ができる前にごっそり食べちゃるけどね。
上手くできるといいなぁ。

2006年09月23日

●ヘチマをめぐる冒険

家の窓の枠に絡み付いているヘチマの実が40cmを超えるくらいの大きさになってきた。
相変わらずクロオオアリがヘチマの樹液を求めて巡回しており、まだ咲いてる花にもクマバチやらマルハナバチやらミツバチが訪れて来る。
よく見れば雄花の脇にお腹がパンパンに膨らんだハラビロカマキリがとまっている。捕まえてハリガネムシでも摘出したい欲求に駆られるが、出てきたハリガネムシの処置に困るので思いとどまる。
働いてる虫やらを見ているとまったく飽きない。気づけば歩き回ったり飛来したりじっとしている虫たちを数時間ほど眺めていたけど、その間ハラビロカマキリは身じろぎもせず獲物を待っていた。
いつ訪れるかも分らぬ一瞬のチャンスを動かずに待ち続けるカマキリをじーっと見ていると、見ているこちらが緊張感に気圧される。
カマキリの方は緊張も集中もしてないやろうけど、そう感じるのは見ている方の感覚を投影しているからだろう。
魚突きの時、海底や根で「待ち」をしている時の俺はかなりの緊張感を持って周りを探っているし、つまりはそれが殺気というものになるのだろう。視界に入った魚が目を動かした瞬間にダッシュで逃げるというのもつまるところそれがゆえかも知れない。このハラビロカマキリのような自然体の「待ち」は俺には無理やと当たり前のことを思った。

ターゲットを待ち続ける狙撃手のようにじっとしているカマキリに引き換え、アリはなんと忙しなく働いていることか。
実は働かずにサボっている奴も相当数いるという研究結果もあるらしいけど、見ている限りとても忙しそうだ。
考えて見れば真社会性昆虫と呼ばれる奴らはほとんど例外なく忙しそうに見える。社会性動物というライフスタイルが忙しさも呼び込むのか。働き者の性質が社会性を形成する方向に働くのか。
しかしながら、俺にはただ群れて好き勝手に草の汁を吸っているだけにしか見えないアブラムシも実は社会性生物に分類されるらしい。
「忙しい=社会性生物」という図式が自然に頭に浮かぶけど、これは単なる思い込みに過ぎないのだろう。
アブラムシ型の社会のほうがなんかまったりして良い社会のようにも思えるけど、これは単に食料がふんだんにあるかそうでないか、お菓子の家に住んでいるか砂漠に住んでいるかの違いではないか、と思わなくもない。
職業軍人(兵アブラムシ)がいる社会と国民皆兵制(アリとかハチ)を敷いている社会のどちらが良い社会かという方面も検討せんとあかんのと違うか?
などと考え出したら際限ない。

一日中地面にはいつくばって虫を観察していたアンリ・ファーブル先生はかなりの変人扱いされてたという。
数時間虫を眺めてニヤニヤしている自分を冷静に振り返って「ちょっとヤバ目かも」と思うくらいなので、ファーブル先生のおかしさ加減は相当なものだっただろう。

いずれにせよ自分の部屋の窓にちょっとした分りやすくステレオタイプな生態系が出来ているわけで、そういうのは何とも嬉しいものだ。

2006年09月04日

●なんとも地味な結果に終わる

20060904.jpg 今日は休みを取っていたので海に繰り出した。
ウエットスーツとチョッキ銛のデビュー戦やったけど、やっぱりウエットスーツはとっても楽。水に体温を奪われる事がほとんど無いし、岩場や藻場に腹這いになるのに何の躊躇もないし、クラゲの密集地帯に突入しても顔を刺されただけで済んだ。これは良いかも

殆ど魚影が見られず、微妙な濁りの中、二本潜った。
写真の下からから順にモンゴウイカ、カワハギ、タコ、イシダイ、一番上のアミに入ってるカニはガザミ。
写真に写ってないけどちっこいヒラメも突いた。

全て押し棒まで貫通したのでチョッキが効く場面はなく、チョッキ銛がチョッキ銛として活躍するのは次回まで持ち越し。
というか、もっと魚のおるとこ行かんとあかんで。

タコ:
岩場を歩いているのを発見。銛をナイフに持ち替えて潜行し、頭を掴んでナイフアタック一閃。
足一本を刺身にして残りを茹でる。茹でた足一本を酢蛸にした。美味しい。

イシダイ:
30ギリギリくらいと、殆ど禁止サイズやけど今日唯一見たイシダイ。出来るならこんなサイズは突きたくなかったのだが、これを突いていなければイシダイなしだった。水深6m程の地点で。
セオリー通り、根のトップにいたのを寄せて、反転した瞬間にワンダッシュアタック。
イシダイらしく刺した瞬間は硬直して鳴いていたのでチョッキ銛で無くても良かった。
サンバソウレベルではなく、クチグロや銀ワサレベルを突きたい。
片身を刺身に。脂が少なくコリコリした食感。やっぱりもう一日くらい置いて置いた方が旨味が出て美味しいかも。

モンゴウイカ:
5m程の海底でボーッとしているところを真上から狙撃。
砂地に釘付けになったので潜行して回収。あたりが墨だらけになった。
刺身にして食べたがとっても甘かった。取れたての烏賊は何でこんなに美味しいのだろう。

カワハギ:
カワハギは肝が絶品であり、「肝」を絶対傷つけない為に腹部への射撃は厳禁で、口元へのヒットが基本である。
カワハギ自体の難易度は低いがこのピンポイント射撃が難しい。
このカワハギも今日見た中で一番大きく、水中で見た瞬間「でかっ!」と思った。
ずっと岩を背にして移動するので銛を打ち込めず、しばらく追跡。カワハギのやや下方から岩が切れた瞬間に目の下を狙ってサクッ!
の予定やったけど、刺さったのは身体の真ん中少し上。肝に傷が付かなかったのは不幸中の幸い。
肝を半分生のまま山葵醤油で、残り半分は煮付けて食べた。美味しい、美味しすぎる…

ヒラメ:
超巨大シロギス(推定30センチ)を発見して撃ったら交わされて、下の砂地にいた20センチほどのヒラメに刺さったのだが、運が悪いとしか言いようがない。
20センチのヒラメなんか食べるとこほとんど無いけど、刺してしまったので美味しく頂きます。

ガザミ:
エギジット時に砂地で発見。
銛を撃ち込むと「カニミソ」が出るので手づかみした。
おもっきり挟まれて、軍手越しでもかなり痛かった。

2006年08月19日

●初チヌ突き

本日も大所帯で海に。

お腹の調子が悪いせいで、みんながQをしている中、焼き肉の煙を浴びながら一人でご飯と梅干しと焼き海苔を食べ、余ったご飯をお茶漬けにして、うどんを茹でて食す。
なんとも海らしくない食事…

chinu20060819.jpg 台風の影響で波が高く、浜付近は透明度2m程の濁り。
それでも、低い透明度と、一般的な海水浴場で狩り場がほとんど無いという二重の悪環境の中でも、千載一遇のワンチャンスを逃さずにものにしてなかなかの獲物を狩れた。

クロダイ45cm。実はチヌを突いたのは初めてだったりする。

透明度2m程の悪コンディションの中、水面下直ぐは波で大荒れなので、水深3.5メートルほどの浅場の水底を根に沿って空潜りを繰り返し、進みながら沖を目指す。

今日はダメやなー。場所が場所やし、濁りも酷いし。
などと思っているところに、前方に動く黒い影がゆっくりと根の方に視界から消える。
ゴムをゆっくり引いて水底を慎重に進み影を追うと、根の底の水底で波に漂いながら、動きながら何かを食べているらしきクロダイ風の輪郭確認。
この濁りのせいでこちらからは輪郭しか見えず、向こうはこちらには気づいていないよう。
濁っているので正確な魚種は確認できないけどクロダイっぽい。
お互い波に揺られ、向こうは動いているので、波が来るたびにチラチラ見える距離。
気づかれたら終わり。二度目のチャンスはないと言う事で、魚が見えた瞬間、ギリギリ射程距離内やったけど、心眼で鰓蓋あたりらしきところにフルパワーの一撃。
気持ちのいい音を立ててヤスが突き刺さったのは胴体のど真ん中。恐ろしい勢いでクロダイが暴れる。
狙いは兎も角とりあえずヤスは刺さったので、とにかく慌てて水底に押さえつけ、エラと口をがっちりつかんで浮上。
腰から抜いたナイフを鰓蓋から入れて、大動脈と脊椎を切断して勝負あり。

索敵と接近は前回の反省点が生きた感じやけど、まぁチヌに出会ったのもヤスが刺さったのも実際殆ど運やね。

2006年08月15日

●ボラを辻撃ち

平均年齢が30を過ぎた男四人で昼くらいから海に繰り出す。

長さが大幅にアップし、シャフトにカーボン取り入れ、パイプ内に発泡スチロールを内蔵し、銛先が高級品になったヤスの事実上のデビュー戦。
遠目に見える海底で餌を漁る巨大ボラに向かって試射してみる。
かなりの初速と射程と貫通力を発揮し、一瞬後には綺麗な直線を描いて胴体のど真ん中に深々と突き刺さっていた。
体をくねらせてもがくボラを見ながら「おー届いた」と驚く。
60オーバーのボラがもがく感触がヤス先からガンガン伝わってくる。
慌てて押さえに入ろうとするも一呼吸遅れ、ボラはヤスを振り払って手傷を負ったまま沖に逃げ去った。
ボラには悪いが、全長が上がり、浮力と材質で水中での重さが軽くなり、ヤス先が鋭くなったことでかなり強力になったのを感じた。
ただ、長くなった分押さえが難しくなったかもしれない。

ということで次は押さえを意識して、二匹目のボラに辻斬りならぬ辻撃ち。
視界に入った通りすがりのボラの群れ。10匹足らずの群れの中で一番大きい運の悪いボラにゴム引きMAXフルパワーのヤスを撃ち込む。
気持ちの良い鈍い音ともに鰓蓋下付近にヤス先の根元まで突き刺さる。
ヤスが刺さった瞬間強烈に暴れ出すも、刺さった瞬間にフィンキックして、腕を上にヤス先を下に振り、もがくボラを強引に水底に押し付ける。
ヤスが長い分押さえにくいけど、押さえられないことは無いようで、暴れるボラを水底に持って行き、固定出来るほどの頑丈さは余裕であるようだ。

後はいつもと同じ動作。水底に釘付けになってるボラに更にヤスを深く押し込んで、鰓蓋に指を入れてがっちりつかんで浮上。
腰から抜いたナイフを鰓蓋から入れて脊椎と大動脈を切断して活け締めし、鰓を毟り取る。
ドクドクあふれ出てあたりに広がる血煙と、暴走した生体電流が筋肉を痙攣させるピクピク、青い海と水面でギラギラ輝く太陽の相乗効果がえもいわれぬ至福感をもたらす。
夏だ。海だ。太陽が暑く、水が冷たい。なんというか歯車がかみ合ったような感覚がする。

結局この日の突果は小型アカエイ、アナゴ80くらいと30くらい、ボラ70くらいの計4匹と言う感じ。
メバルを突こうかと迷ったけど、30cm以下だったのでなんとか我慢した。
対象魚外のスコアやけど、今日はヤスの試射と慣らしと割り切っていたので満足。
この場所は海水浴場なので対象魚自体に殆どお目にかかれないけど、いつもの場所に行けばその性能を存分に発揮できるだろう。
二股ヤスでなくチョッキ銛にすれば押さえの問題はクリアされる。
チョッキ銛の試作品は去年数匹のイシダイを突いているので問題は無さそうだ。
二股ヤスを本気でチョッキ銛に乗せかえるのを検討することにした。

水底から顔を出すアナゴに打ち込んだヤスは、地中に引きずり込もうとするアナゴの強烈な引きにも問題なく耐えた。
心配されたカーボンシャフトの強度も問題ないようで何より。

今日見たヤス対象魚は遠い岩場で何かを齧るクチグロと化した巨大イシダイとクロダイ数匹の群れ。
どちらも殆ど出会い頭に近く、完全に射程距離内やったけど、こちらが身構える間もなく海の彼方に消えた。
あるいはもっと用心深く索敵すれば、遠くからその姿を確認していれば狩れたかもしれないと少し反省。

ヤスの性能以前に自分の能力をあげるのが大事だと思った。

2006年08月06日

●very very京都、very very夏

numamutu20060806A.jpg 今日も西日がきつくなる時間帯くらいからフライを持って加茂川に。
昨日の場所よりちょっと北に足を伸ばす。
堰堤に座って背中に水を受け、下流に向かってフライを投げて流れを横切るようにしながらフライを流す。

流心で釣れる魚は魚体が美しく、流れに乗って良く引く。
画像の魚はオイカワのメスかヌマムツ(旧カワムツA型)だと思われる。サイズの割に良いファイトを見せてくれた。

今日は沢山フライを巻いて行き、色々なパターンを試してみた。
で、結局一番魚の出が良かったのが、見た目、蛍光グリーンの毛糸の玉にしか見えないモノ。
何らかの虫のイミテーションと言うよりは、二本の尻尾がある限りなく小さいマリモに近い…
バッタにしようと巻き始めたもののいつの間にか形が崩れて失敗し、うーん、これはカメムシだ、カメムシ。
と言う事にして巻き終えた、名付けて「ウールボディ・カメムシ」
まぁ、形云々よりも、魚からの視覚性が一番良かったのではないかと推測される。

半分水に浸かり浸かりながら堰堤から流れ落ちる水音を聞き、無心で竿を振ってフライを投げて魚と遊んでいると、他の何ものでも決して得られないような、何とも言えない心地よさを感じる。
堰堤の多い加茂川でしか出来ず、川の中に座るという夏にしか出来ない釣り方で、とても京都らしく、とても夏らしい午後だった。

2006年08月05日

●日本の魚はカワユス

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昼から鴨川でフライで釣り。 上半身裸で川の中に入る。炎天下の中、川に浸かりながらフライを投げてるととても気持ちいい。 暑くなると肩まで水に浸かり、頭から水をかぶれば涼しくなる。

さすがに夏だけあって良く釣れた。
デジカメを持って行ったのだが、中にCFが入っておらず撮れなかったので、やむなくPHSのカメラで撮影。故に画像が汚い…

カワムツ(旧B型)はやたらとフライに食いついたけど、結構バラし率高し。結局釣り上げたのは3匹だけ。
最初の二枚の写真が一匹目と二匹目の画像。

コイの群れが通りがかった時にいきなり竿がひったくらるようなあたり。
あわせた瞬間にあり得ん勢いで走る。一気にラインの殆どが持って行かれたけど、幸いな事に障害物はなにもない開けた場所。
#5用のフライロッドは一番太いところでマクドのストローくらいなのでまともに相手をすると確実に折れる。
ロッドは根本から曲がるし、獲物が走ったら俺も川の中を追いかけて走る。
いつの間にか通りがかりの観光客と近所のオッチャンが観客になっていた。
観客が見守る中、コイが走るたびに走り、ゆっくりラインを巻き取り、徐々にラインの先の獲物との距離を詰める。
追っては離れ、寄せては離れを繰り返す、釣りキチ三平のごときバトル。
一番深いところで胸までなので、徐々に獲物を浅瀬に追い込む。
獲物が疲れて動きが鈍くなったところで 竿を捨てて獲物に飛びつき、鰓蓋をつかむ。獲物が水しぶきを上げて暴れるも、両手で抱き抱えるようにして岸に引きずり上げた。
苦闘の末取り込んだ獲物はおおよそ60cmのマゴイ
3枚目、4枚目の画像がそれである。見よ!この疲れ切った面構えを!俺も疲れた!

で、今日はカワムツとコイに遊んでもらって中々楽しかった。
やっぱり何とかバスや何とかギルと違って、日本の魚はカワユスな。
しかし、日差しがとてつもなかったので、日焼けが痛い…

2006年07月29日

●激濁りのシロギス

shirogisu-manaita.jpgshirogisu-hiraki.jpg
朝から突然海に行くことになった。 NHKラジオで「夏休み 子ども科学電話相談」を聞きながら車を走らせる。 ちびっ子のナイスな質問と「先生方」が質問に答える様に爆笑するも、海が近づくにつれ暗雲が立ちこめ、そのうちに大粒の雨が降り出す。 海に到着してとりあえず潜るも、最近降り続いた雨のせいか透明度が1メートル少しの激濁り。

濁っているのは表層だけかと思ったけど、深度5メートルを超えても、10メートル付近の海底でも濁りの層を抜けられず、これはこのあたりの海域全体が上から下まで濁っていると判断。
構えたヤス先さえ見えないので魚突きにならず、潜行中に不意に眼前に現れる水底と岩は危険である。

ヤスを短くして二本目に挑む。
濁りの中、なにやら前方を横切った黒い影に向かって銛を撃ち込むと、刺さっていたのは30センチ近い巨大キュウセン
難易度最低レベルの「固定ターゲット」クラスの魚を突いてしまって軽く凹む。スカリに通して続行するも、メバルにヤスを交わされて岩を誤射し、今日の突きを諦める事に決定。
結局スカリに通っているのはキュウセン一匹。一番の突果は、水深3メートルほどで出会い頭で驚いて逃げるところにあわてて打ち込んで一枚だけはぎ取ったクロダイのウロコ。
ちゃんと刺さっていれば50cmクラスだった。唯一のチャンスをモノに出来なかったのが悔やまれる。

突きを諦めて砂浜で釣り。
一日雨が降っていたので泳ぎ客も釣り人もおらず、シロギスが浜によって来ていたせいか良く釣れた。
子どもの頃は、海水浴をしながらシロギス釣りってのが夏のイメージやった。
必死に魚を求めて潜ってゆくのも良いけど、こういう風にまったりと魚を待つのも良いなと思った。
まぁ、釣れる度に開き状に捌くために、余りまったりとは言えなかったけど。

魚が突けなかったおかげで、久々にまったりとした時間を過ごした一日だった。

1枚目の画像は、3本の枝針に仲良く3匹で釣られたシロギス。
2枚目の画像は、開き状の途中経過。

結局30匹くらい釣れたところで、餌のアオイソメをアカテガニに振る舞って帰ってきた。

2006年07月26日

●クマゼミと海

たしか、今年職場でクマゼミの声を聴いたのはこの日が最初。

昔、子供の頃はクマゼミって結構珍しくって、あの独特の声を聞くとワクワクして声の方向に吸い寄せられていったものの、見つけても高すぎてアミが届かんパターンが多かったような記憶がある。
しかしながら、最近このクマゼミがやたらと多いような気がする。
多いだけでなく余裕で手づかみで捕獲出来るような低いところにゴロゴロいる。

出勤時に構内でセミを見つけると、とりあえずセミの留まっている幹の裏側に回り込んで、そこから心眼で「はっ!」と猫パンチのフォームで捕まえるのが楽しい夏の一日の始まりの予感〜なのだが、
最近はアブラゼミ率と同じくらいのクマゼミ率になってる。
あのオレンジの腹弁を見ると、なんというか、昔すごく憧れてたものを見るような懐かしさがこみ上げてくる。

まぁ昼にこれをすると、三十路過ぎのネクタイしたオッサンがセミ捕獲に夢中になってる。という妙な絵柄になるので、いかんせん朝だけのお楽しみに限られるのが残念であるのだが。

むかしは、ちょっとした高嶺の花やったクマゼミやけど、さすがにこれだけ大量におると最近はありがたみも何も感じない。

ここ数年クマゼミの声を聞く時は「海行きたい」と思っている事が多いわけで、海行きたいと思ってるところにクマゼミ、海行きたいと思ってるところにクマゼミ、を繰り返しているうちに、「クマゼミ」→「海行きたい」と新しい条件反射のサーキットが形成されたっぽい。
今年初めて聞いたクマゼミの声で切ないくらいに海に行きたくなった。

クマゼミの声を聞いただけでなく、さらにダイビング好きの某氏と海と魚について熱く語ったので、海に行きたいリビドーがもうはち切れんばかりである。

勢い余って、家に帰ってこれを熟読していた。
amazon ASIN:4092080026 和名が漢字で書いてあるのが面白い図鑑である。

2006年07月02日

●土偶家のナノ琵琶湖

土偶家には60cmX20cmX20cmの水槽と金魚鉢があり、その中で琵琶湖で捕囚してきた生物たちが住んでいる。
どちらも、ろ過装置、ポンプなしで、水草&巻貝&魚orエビで、アクアリウム状態になっており、水草が光合成して酸素を出し、それを魚や貝が吸い、魚や貝の糞が水草の肥料に、生えてくるコケ&アオミドロは貝が食べてくれる。とミニマムな物質交代&食物連鎖が進行しているようだ。
明るい目のところに置いておけば、餌やらずにほおって置いてもなかなか死ぬことはないので、ドジョウ、モエビはプランクトンでも食べているのかもしれない。

中にいる生物のコンセプトは琵琶湖水系。いつかワタカとタナゴ飼いたい。

sujishimakukn01.jpg琵琶湖固有種の「スジシマドジョウ小型種琵琶湖型」。
琵琶湖に流れ込む、泥の多いある河川で網で採集した。
絶滅危惧種に指定されているらしいが、その河川に潜ってみるとうじゃうじゃいた。ほんまに絶滅危惧種??
必死に水底を突っついて餌を探す様はなんとも愛らしい限り。
この水槽には同じ場所で採集した、これも琵琶湖固有種の「ネジレモ」が生い茂ってる。

moebi00.jpg モエビは自分以外の他者を小突きまくりの挟みまくりと、とっても凶暴なので、一匹だけで金魚鉢に隔離。
体が透明で光学迷彩のようだが、食べたものがそのまま透けて見えるのでちょっとわらける。

2006年07月01日

●「フナ吉」死す

気づいたらフナが死んでいたので、アジサイの根元に丁重に葬った。
五年近く生きていたような気がするけど、死ぬときは一瞬だ。
水槽で生かされたフナに意味など見いだせないように、水槽での死にも意味など全く無い。
本来あったであろう意味と理由を判らないままに剥奪したのは飼い主であるけど、
剥奪したからと言って、新たな意味と理由を与えることが出来るわけでは当然無い。
ただ、その飼い主に意味と業がのしかかってくるだけだ。
飼い主は少なくとも死んだフナ一匹分は、余計に意味のある存在にならねばならない。
いずれにせよ「一匹のフナが死んだ」それだけの話だ。

それでも、一匹のフナが死んだことを覚えている人間が一人くらいいてもいい。
多分、少なくとも近所で一番ベートーヴェンのピアノソナタとMiles Davisとルネサンス期の教会音楽に詳しいフナであった。
シュナーベルとアシュケナージとギレリスくらいは聞分けられたんと違うか?

フナを構成していた炭素や窒素原子はアジサイの根から吸収され、来年の今頃は花になっているだろう。
生きている間は自然の生態系から外れていたけど、せめて死んでからは地球レベルの物質交代のサイクルに乗ってくれ。
と言うことで、フナにしてはたいそうな葬送やけど、フォーレのレクイエムで盛大に見送りだ。

funakichi.jpg在りし日の「フナ吉」

2006年04月30日

●フライ

太陽の出ている間は鴨川で釣り。日が沈んでからは家で本と、まさに休日と呼ぶに相応しい日。
釣りの方は自分で巻いたフライを使用。「発泡ウレタン・ダン」テールとボディーに発泡ウレタン、ハックルにダウンジャケットから摘出した羽根と安上がり。しかも当然異様なほどに浮力抜群。
ライズを狙って投げるより障害物のある瀬を流した方が魚の出が良いのが解った。
5,6回程魚のアタックがあったのだが、いずれもフッキングせず残念。
ルアーの癖がついているせいか一呼吸おいてあわせるのがいけないのか?それともフックのサイズが大きすぎるのか?

一匹も釣れなかったけど、半袖で十分な陽気で、フライフィッシングらしい釣りが出来ておおむね満足。
ルアーや餌釣りの人は今まで見た事あったけど、この日初めてフライで釣ってる人に遭遇。
しばらく釣ってる様を見学してたけど、俺より遙かにキャストが上手、ダブルホール使ってコンパクトなループで飛距離を出してた。
しばらく見ず知らずのおっちゃんとフライ談義。昔はこのあたりでも上流から落ちてきたアマゴが釣れたらしい。んーちょっとびっくり。

アマゴは別にしてちゃんと狙えばちゃんと釣れる感触を得た。
定期的に通う価値は大いにありそう。もっと小さいフライを巻いてリベンジ予定。
夜に読んだ本、ミシェル・ウエルベック『プラットフォーム』についてはまた後日感想を書くつもり。

2006年04月26日

●コイの季節

今日は久々に明るいうちに職場を出て、最近お気に入りの「土手」を通って帰ってきた。
小魚のライズや鴨が餌を探しているところを眺めながら、ぶらぶらと歩くような速度で自転車を走らせていたのやけど、ふと岸の芦際を見ると…

巨大魚。巨大魚。しかも群れ。群れというよりカタマリ。軽く80センチはあろうかというコイが野生のマゴイから異様にデカいドイツゴイまで軽く二十匹はひしめいている。
凄い光景や。こんなん餌に群がるニシキゴイ以外で初めて見た。
ちょっと前から浅瀬にちらちら見える背びれでコイがいる事は予想してたけど、まさかこんなにいっぱいおるとは思わんかった。
そろそろコイの産卵期ということで浅瀬に集まってきたんやろう。もう一雨くらいで産卵か?
一人でテンションあがってじーっと見つめてたけど、通りがかりの人は特に興味も示していないよう。
ルアー少年に引っかけられたり、投網オヤジに一網打尽にされず無事に産卵が終わる事を願う。
しかしこのチャンスを逃すのもなんやねぇ。
ドスト氏やないけど、目の前にぶら下がっている可能性を見過ごすのは非常に難しい。
いきなり銛撃ち込むのは極道の極みやから、練り餌とストーブ持って、コーヒーでも飲みながらラジオ深夜便でも聞きながら夜釣りでもするかなぁ( ̄ー ̄)ニヤリッ

密かに「いきもの」カテゴリの初エントリだったりする。