生活

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2009年06月28日

●買って来た生肉を食べるといふこと /臓器商人マダム・モツとの対話

モツといえば今までお店でモツ鍋やらホルモン焼として食べるばかりであったが、初めてモツ専門店で生で売っているモツを買って来て調理して食べた。
店先のショーウィンドウのアルミのバットに各種臓器がでーんと並んでいるのはなかなかすごい光景である。こう見ると臓器というのがありとあらゆる色と形状をしていており、その多様さはそれら臓器が担っている様々な機能やシステムの多様さでもあるのだろうと想像できる。そして、その臓器の多様な恒常システムのお陰でわれわれが生きていられるのをしみじみ感じる。ような気がする。
そしてお客さんが来るたびに巨大な臓器が塊から切り出されて売り飛ばされてゆくのはちょっとしたカルチャーショックというくらいのインパクトである。
私が物珍しげに売られている臓器や肉塊をルンルンで眺めていると、お店の人が話しかけてくれていろいろと説明してもらい、臓器と内臓と生命の神秘について、お店で臓器を商っている「マダム・モツ」と小一時間語り合ったのであった。

とりあえずいろいろなモツがセットになっている「モツ詰め合わせ」的なものと、なんとなく気に入った「ハチノス」を買ったのだが、100グラム50円なるやたらと安い単価で目を引いた「チレ」なるモツについて質問してみると、どうやらそれは牛の脾臓らしく、レバーと同じように料理すればいいらしい。
お店のマダム・モツが言うには「私らは生のままユッケのようにして食べているけど、新鮮ではあるが生食用として売ってはいないので、生で食べられますとは言えない。」ということで、要するに生で食べるなら自己責任で。ということであるらしい。
店先で買って来た生肉を食べるという行為に激しく心を動かされ、まぁ安いしとりあえず、ということでそれも買ってきた。

焼いて食べるなら薄皮一枚を剥がして、生で食べる時はその下の厚い皮も剥がしてと教えてくれたので、魚の皮をひく要領で皮をめくって3x1センチ位の短冊に切って、ごま油と塩とラー油を少したらして食べてみると、これは美味しい。かなり美味しい。
とりあえず適当な量のチレと刻んだネギ生姜も加えて食べた。
あるだけ全部食べたかったけど、大量に食べるとお腹壊しそうだったのでほどほどにしておいたが、ちょっとした肉食獣の気分であった。
小皿に一盛り食べてまったくお腹を壊さなかったので、もっと食べればよかったとも思う。

残りのチレは、レバーと同じだというので、皮を全て剥いだものと、薄皮一枚だけを剥いだものをフライパンで塩コショウと生姜で炒めて蒸し焼きにしてみた。
確かに味はレバーであるが、薄皮一枚だけ剥いだものは表面の皮の感触がグニグニしていて不思議な食感であった。焼くならもっと臭みを取るような味付けのほうがよさそうである。

で、メインのモツ鍋を以下のように作ってみた。

1、「モツセット」と「ハチノス」は小さく切って丁寧に水洗いし、さっと茹でた後に、もう一度水を替えて茹でて下茹でとした。
2、鍋にお湯を沸かしてモツとネギと土生姜を投入して煮込んだ後、お店でもらった焼肉のたれ状のものと味噌を入れて味を付ける。
3、キャベツやらネギやら野菜を山盛り投入し、蓋をしてグツグツ…
4、野菜がヘナヘナになったら食べる。
5、具がなくなったら残りのだしに中華そばなどを入れてグツグツ…

・ネットで持つ鍋の作り方を調べていて、モツの下ごしらえと料理は臭みを如何に抜くかというのがコンセプトであるようなことが書いてあり、どれだけくさいのかと思っていたけど、大して臭くなかった。これならもう少し下茹でを短くし、モツ自体からもっとだしをとっても良かった。
・だしとして焼肉のたれと味噌を入れて味を見た時に、たれの味しかせずにちょっとした「やっちゃった感」を感じて失敗したような気がしたけど、野菜から出る甘みで後から美味しくなった。

ただ出てくるのを食べるのと、自分で調理して下ごしらえすると料理の印象はまったく違うのでは当たり前であるけど、ただの薄っぺらい膜や管状組織や立体構造をもつ器官の断片でしかない生のモツを洗ったり切ったりする為に見て触っていると、これも食べ物なのか…とかなりのカルチャーショックを受けた。
海で魚やら頭足類を捕獲した際に下ごしらえの段階で海に捨てていた内臓も、ちゃんと洗ってちゃんと調理すれば立派に食べられるやん。という確信を得た。
なんというか、店先で買ってきた動物の内臓を調理するだけでなく、生のまま食べるという行為を問題なく実行したことによって、自らの野性性やサバイバル能力を一つ上の段階に押し上げたような気がするのであった。

2009年06月21日

●初海2009 その3 「突きたい背中」(ボラ編、ボラフルコース)

イカとカニは捕獲したものの取るべき魚が見つからない。キジハタもイシダイも見かけず、メバルは十センチちょっとと小さすぎる。一度だけ遠巻きにこちらを伺う巨大チヌと遭遇するも、寄りきらずに海の彼方へ去っていった。
今日の漁獲は頭足類と甲殻類だけで魚類なしか…と思いながら浅場を移動中に、海底付近のテングサの林に頭を突っ込んで何物かをムシャムシャ食べている、まったくこちらに気づいていない巨大ボラを発見した。
本当に野生動物なのかと疑うくらいに無防備すぎる。無条件に大人を疑いの目で見るように教育された最近の小学生のほうがよっぽど警戒心がありそうである。
魚突き人の間でボラを突く事はとても恥ずべきことであるのだが、ちゃんとした魚を狩っていない状態であの無防備な背中を見ていると、突きたい欲求が膨れ上がってくる。
これはもう「突きたい背中」である。結局欲望を抑えきれず、ちゃんと食べるから良いか。と捕獲決定。

20090619bora.jpg 頭を一突きでキルショットと行きたいところだが、藻の中で頭が見えないので十分に間合いを詰めたうえで背鰭の基部にフルパワーの一撃。もうほとんど辻斬りのようである。
ガンガン暴れるのを藻の上に押さえつけて、指ストリンガーで魚を掴んでヤスを抜いて浮上する。ナイフを抜いてまず脳天に一撃、そして鰓蓋から脊椎に向けて刃を差し込んで大動脈一閃、ついでに鰓を毟り取り、活け〆と血抜き完了。ゆらゆら沈んでゆく鰓に群がるベラやカサゴ、ギラギラする水面で手の中で血に染まって死んでゆく魚の血煙で染まる海に酔う。
同じような状況でもう一匹追加して、計二匹の70センチくらいのボラを腰にぶら下げる。イカとボラあわせて本日の捕獲率は100%である。3ショット3キル!さて、こいつをどうやって食べるか。

釣りをする人の間では食べ物ではないという扱いを受けているボラであるが、綺麗な海域のものをちゃんと血抜きしてちゃんと内臓を取って下処理して食べればとても美味しいというのも良く聞く。
海岸で鱗を落とし、内蔵を摘出して可能な限り綺麗に洗う。鱗と内臓を落とした状態で、「ボラのヘソ」あるいは「そろばん」と呼ばれて珍味とされる胃の幽門と一緒に家に持ち帰った。
写真の「鱗落とし」はちゃんとしたお店で買った真鍮製のもので気持ちよくバリバリ落ちる。
包丁の背や百円ショップで売っているようなものを使うのとは雲泥の差である。

可能な限りぬめりを落とし、腹部の内側の脊椎に沿って走る大動脈の外膜を破った上で、歯ブラシやたわしを駆使して可能な限り血合いや良くわからない汚れを落とす。これだけでかいと動脈に残っている血の塊も侮れない臭みとなる。これボラ?っていうくらいにぴっかぴかにして綺麗にする。
ここまでくればボラ自体は余り匂わない。肉質自体はタイに近いものがある。後は三枚におろして、アラと食べる部分に分ける。
刺身にすると白身と血合いのコントラストが綺麗である。
釣りをする人間は「ボラを食べている」と考えると、何か「スカンクの肉を食べている」ような生理的な拒否反応が起こりそうになるのだが、そこをぐっと押さえて食べてみるとまったく臭みを感じずにとても美味しい。タイと称してボラを出す旅館があるというのも頷ける。ボラに対する偏見がない人は、美味しい美味しいと喜んで食べるのが可笑しい。

とりあえず、臭みを消す料理として、カルパッチョ、南蛮漬けにしてみたが文句なしに美味しい。巨大ボラなので肉が分厚く食べ応え満開である。
さらに残ったアラを湯通しした後、きつい目の生姜と一緒に味噌汁にしたのも絶品であった。

結局、ボラの刺身、ボラの洗い、ボラカルパッチョ、ボラ南蛮漬け、ボラ生姜味噌汁と、もうボラフルコース状態だったのだが、どれも文句なく美味しい。しかしこれだけ巨大なのが二匹もいると食べても食べてもボラが減らない…
ということで、次回からは積極的にボラを狩っていこう!ただし一匹だけ…

で、作り方、

ボラの刺身、ボラの洗い:
さく取りして皮を引いたボラの身を薄くおろす、そのまま氷水にくぐらせて身が収縮すれば洗いになる。
でも、厚い目に切ってガリガリした食感で頂く方がいいかも。
皮付きのままキッチンペーパーを被せて熱湯を注いで霜皮造りにもしてみたが、これだけでかいと皮が分厚すぎてグニグニ…

ボラカルパッチョ:
1、にんにくスライスをオリーブオイルで揚げる。良い色になったらにんにくを取っておく。
2、キュウリと玉ねぎの薄切りを皿に敷く
3、皮を引いて刺身状にしたボラの身をその上に並べる。
4、バジルの葉と揚げたにんにくスライスを振り掛ける、レモン汁とオリーブオイル、塩コショウを混ぜたものを振り掛ける。
5、冷蔵庫でよく冷やして食べる。

ボラ南蛮漬け:
皮付きのボラの身に片栗粉をまぶして揚げる。
三杯酢+だしを入れたボウルで人参、玉ねぎ、キュウリなどの細切り野菜と混ぜ合わせて終了

ボラ生姜味噌汁
湯通ししたボラのアラで出しなしで味噌汁を作る。
適当に切ったねぎとちょっと多い目の生姜を入れる。

おまけ、ボラのヘソの塩コショウ炒め:
適当な大きさに切ってこれでもかとよく水洗いした「ボラのヘソ」を塩コショウで炒める。
砂肝のような食管と味で、確かにこれは珍味である。
とても魚を食べていると思えない。


20090619boracourse.jpg写真はフラッシュをたいてしまったので写りが悪いけど、ボラ料理+カミナリイカとサザエの刺身+カミナリイカの天ぷらである。
右上が「ボラ生姜味噌汁」、その左が「ボラのヘソの塩コショウ炒め」、白い皿の上の茶色い皿が「ボラカルパッチョ」、左下が「ボラ南蛮漬け」である。

2009年06月20日

●初海2009 その2 「エキセントリック青年ガザミ」 (ガザミ編、ガザミとサザエのワイン蒸し)

20090619gazami.jpg海底で魚を食べるガザミを通りすがりに発見する。人間で言えば大学生くらいのお年頃の、砂に潜りもせずに派手な模様の背中を丸出しで海底でお食事しているエキセントリック青年ガザミの目立つこと目立つこと。
カニごときにヤスを撃ち込むのは「海中プレデター見習い」である土偶の名が廃る上にカニミソもはみ出すやんか。ということで手づかみで捕獲した。
グローブ越しであるけど思いっきり挟まれてちょっと痛かった。十五センチほどのオスのガザミであった。

こいつはサザエスパゲティーにするために用意してあったサザエと一緒に白ワイン蒸しにする。
カニは生きたまま熱湯やらフライパンに投入すると生命の危険を感じて腕やら足やら鋏やらを分離させるので、フライパンに入れる前に目と目の間から金串を刺して生締め〆ておく。しかし〆る時ももたもたしているとエマージェンシー腕分離を発動させるので、生命の危険を感じる隙を与えずに、仕事人のようにザクッ(金串を刺す)、くいっ(金串を倒して脳神経を破壊)、クタッ、ピクピク(カニが絶命する)と手際良くする必要がある。

20090619gazamiwine.jpg ワイン蒸しとはいっても、このくらいのサイズのガザミなら殻を油で炒めておくと殻ごとバリバリいける位にもろくなるので、まず、フライパンに多い目のオリーブオイルを入れて暖め、カニが赤くなるまで炒める。
そしておもむろに白ワインをどぼどぼ投入。身、貝柱、肝の三つの部分に分解したサザエと一緒に煮るくらいの勢いで蓋をしてグツグツ。
で、白ワインを飲みつつ、二つに割ったカニを足のところを手でつかんで鰓だけ毟って殻ごとバリバリ、サザエをパクパク。
これはいいおつまみや…
海は梅酒より白ワインが合いますなと。わかったような事を言ってみる。

2009年06月19日

●初海2009 その1 「釣れないので突いてみた」 (カミナリイカ編、イカ肝と白ワインベースのカミナリイカスパゲティー山葵アオサ添え)

真夏と変わらない強烈な日差しの中、海に向かう。
食料は現地調達の予定であるけど、一応地元のスーパーで食料を買って氷を調達してゆく。
サザエは安くて3つ250円、平均的には一個100円くらいである。

今年の初海は誰もいない海と浜だった。去年に新調した二股ヤス先を手に海に入る。一面の砂浜、目の前を群れをなして通り過ぎるマアジの大群、海底で餌の取り合いで喧嘩しているネズミゴチ、海面と海底で乱反射して目を射る光の渦、何度感じても慣れない至福の感覚である。

20090619kaminariika.jpg 深度10mほどの沈み根を捜索中に二匹のコウイカ系のイカが根と砂の境界らへんで佇んでいるのを発見。
手前のイカは少し小さめでその向こう側にいる大き目のイカにははっきりと大きな「目」のような斑紋が確認できる。ということは、手前の小さいのがメスで向こう側の大きいのがオスのカミナリイカだろう。時期的にこの二匹は卵を産みに来たか産み終わったつがいにちがいない。
産卵しようとしているカップルを襲うのに一瞬ためらったものの、気にせず向こう側のオスめがけてダッシュ、こちらに気づいて逃げの体勢になったところにヤスを撃ち込んで難なく回収。この種のイカがスミイカと呼ばれるだけのことはあり、辺りが黒く染まるほどに大量の墨を吐いた。
甲長30センチほどの見事なカミナリイカであった。
先々週から釣りたくてしょうがなかったイカであるが、釣っても釣れないので突いてみた。というところである。

とりあえず現地で足を数本ぶった切って刺身にする。
魚は死んでから一日後以降が最高に美味しいけど、イカの刺身だけは採りたてが最高である。
このイカは正式な和名はカミナリイカであるけど、一般的にはモンゴウイカと呼ばれるイカであり、さすがにその刺身は美味しすぎる。

20090619ikaspa.jpgということで刺身だけでは芸がないので、当初はすでに材料を準備して作る予定であった「サザエスパゲティー」の予定を変更しイカ墨スパゲティーを作ろうと思っていたのだが、あるだけ吐いたせいか解体した時には墨袋は空だったのでとても残念。ということで、「イカ肝と白ワインベースのカミナリイカスパゲティー山葵アオサ添え」を作った。
以下作り方:

1・海水2、真水1くらいの割合の水でスパゲティーを茹でる。
2・その辺で取ってきたアオサをオリーブオイルで炒め、繊維が崩れてきたところに白ワインを注ぎペースト状にし、ピリッとするくらいに山葵を入れる。これは小皿に出してとって置く

3・にんにくスライスを揚げたオリーブオイルで潰したイカの肝を炒めて白ワインを注いでソースとし、塩コショウで味を調える。
4・ぶつ切りにしたイカのゲソやら何やらをちょっとだけ炒めて、茹で上がったスパゲティーを投入。
5・混ぜ合わせた後、2の山葵アオサを上に盛り付けて出来上がり。

イカ肝の濃厚な味とにんにくの風味と山葵アオサのピリピリ感がとても美味しい。これはどんなお店で食べるどんなスパゲティーよりも美味しいと思う。
太陽の日差しを浴びながら、視界に海しかない状態で、キンキンに冷やした白ワインを飲みながら、このスパゲティーを食べているのはこの世の楽園である。

2008年12月14日

●専用工具がまた増える/ギンナン割ります

私の家には、どの家庭にもある電子レンジや電気ポットが無かったりするわりに、例えばグラインダーやボール盤や自転車用のフリー抜きなどの、一般的に家庭に無い工具や道具が多いという妙な傾向がある。
料理に関しても、今まで百円ショップの「うろこ落とし」を使っていたのが、ちゃんとしたお店で手に入れたホンマモノの真鍮製の「うろこ落とし」の作りと使い心地に感動してからというもの、やたらとその用途に特化したほんものの道具に惹かれるようになった。

ginnanwari.jpgで、某氏から銀杏の実をいただくようになってギンナン消費量が飛躍的に増え、ホンマモノの「ぎんなん割り」がどうしても欲しくなった。
当初はこのタイプのギンナン割り を買おうとしていたのやけど、これは見た目は良いわりに、挟むポイントが先に無いので手返しが悪く大量のギンナンを割るのに非効率であろうということで、実店舗を数件回り、ネットで情報を集めに集めた末に出した結論がこのギンナン割りである。
挟む部分にアールがついている上に、ストッパーを適切な位置に設定すれば、ぐしゃっと力任せに握りつぶしても実が全く潰れなくて気持ち良い。
むぅこれはいいものだ。ギンナン美味しいなぁ。

2008年11月01日

●「チンジャオ麻婆ロース茄子チンゲン」という名の炒め物カオス系

久々にちゃんと料理を作った。

例の如くスーパーで安そうなものを買ってきて作る「順列組み合わせ料理」である。
今回の順列組み合わせは、豆腐、水菜、茄子、ピーマン、チンゲン菜、豚肉と合挽きミンチで、これを1種類から6種類までを使った組み合わせの数は
6!/(6-1)! + 6!/(6-2)! + 6!/(6-3)! + 6!/(6-4)! + 6!/(6-5)! + 6!/(6-6)! で6 + 30 + 120 + 360 + 720 + 1 の 1236通りと言う事なる。(!は階乗)
それに調味料が加わると中々の組み合わせ数になろう。料理とはルービックキューブの如き奇跡の一つである。

まぁそんな計算と大層な言い草事は良いとして、今回のお料理は、「山盛り鰹節の冷奴」「水菜の白和えサクサク」「水菜と焼き茄子と榎茸のお吸い物ザクザク」サクサク「チンジャオ麻婆ロース茄子チンゲン」と言った感じ。

山盛り鰹節の冷奴
天カス+出汁+葱でバネッチあげだし風奴にするつもりが天カスが無いために断念。
切った豆腐に鰹節をこれでもかと盛り上げただけ…

水菜の白和えサクサク
なるべく水気を切った生の水菜と潰した豆腐を混ぜ混ぜ。
ゴマを多い目に振って、砂糖、醤油、みりんで味付け。
なるべく豆腐が茶色くならないように。
水菜のしゃきしゃきとお豆腐のねっとり感が良い感じ。
白和えと言うよりサラダに近い感じ。
とっさに思いついたけどこれは珍しいんちゃう?とネットで調べたら結構メジャーらしい…


水菜と焼き茄子と榎茸のお吸い物ザクザク
焼き茄子を裂いて、短冊切りにした水菜をお碗に入れておいて、ちょっとみりんで甘くした濃い目の味噌汁を注ぐ。
焼き茄子の風味がたまらんけど、メインは味噌汁の染みたざくざく水菜。

チンジャオ麻婆ロース茄子チンゲン
名前は大層やけど、色々なものを色々に炒めているだけである。
チンゲン菜を切り、ピーマンを薄切り、茄子を短冊切りにしておく。
多い目の油で茄子を揚げて、揚がったら皿に取っておき、合挽き肉を塩コショウ七味で炒める。
チンゲン菜の軸部分を投入し、しなっとしてきたら豚肉とピーマンを投入。
オラオラ炒めて、良い感じになってきたら、味噌汁をお玉ですくってひたひたになるまで入れる。
沸騰してきたら火を弱めて水で溶いた片栗粉を入れて、更に混ぜ混ぜ。
とろみがついたら揚げた茄子を絡めて皿に盛る。

って結構美味しかったのだが、写真でも撮って載せるべきやね。
この日は料理だけでなく、自転車で40キロほど走った。

2008年08月13日

●サザエご飯 VS 岩がき丼

sazaegohan20080813.jpg サザエ料理で前々日はスパゲティーの具だったが、この日は、何故か突如思いつた、"サザエの炊き込みご飯"を作った。
結論から言うと気を失いそうになるくらい美味しかった。というのは言いすぎにしても、たまらんくらいに美味しかった。

材料:
・サザエ
・人参
・干し椎茸
・アオサ
・米
・塩・醤油・料理酒・水

下ごしらえ:
サザエ、人参、アオサ:適当な大きさに刻んでおく
干し椎茸:コップに水を入れて干し椎茸を入れて日向にほおっておく。

サザエを細かく刻んで飯盒に入れ、酒と塩と醤油でちょっと煮る。
椎茸を戻し汁ごと投入し、ご飯と水を入れる。
醤油と料理酒と塩を入れてこの時点で味を見る。
どうせ煮詰まるだろうからちょっと薄い目の味付けで、通常の飯盒でご飯を炊くように炊く。
そろそろ蒸らしかな?と言うタイミングで一旦飯盒を火から下ろしてアオサを投入(最初から入れると変色しそうなので)
更に火に戻して一旦一煮立てさせた後、十五分ほど蒸らして、アオサをご飯に混ぜ込みながら湯気を飛ばして出来上がり。

というのが理想的な段取りやけど、今回は途中でコンロのガソリンが切れて再給油の間に時間が開いている。
それでも美味しかった。本来ならミツバを使うところやけど、その辺に生えてるアオサを緑に使うところが土偶風である。
「炊き込みご飯は下品なくらいの濃い目の味が良い」とどこかで聞いたような気がするのやけど、贅沢すぎるほどのサザエが投入されているので、薄味にしておいて、塩を振って食べるととても美味しかった。

その辺にいる白身魚でも捕まえて来て、澄し汁の具にでもすれば良かったやん。とこれを書いている時点で思いついた。シロギスやネズミゴチなら何ぼでもいるのに。残念。

iwagakidon20080813.jpg 夜に「岩がき丼」というのを食べた。これはこれでとても美味しかったけど、はっきり言って「サザエご飯」の方が美味しかった。

2008年08月11日

●初海 / 白ワインベースのサザエとカニとわさび風味アオサのスパゲティー

今年の初海である。しかしながら透明度は低く魚影も薄すぎでダメダメである。
キジハタの影もなくカワハギ君すらいない。

pasta20080811.jpg ということで、作りたかった浜辺でパスタを作った。
白ワインベースのサザエとカニとわさび風味アオサのスパゲティーである。

材料:
・買い立てのまだぴちぴちのサザエ
・その辺で捕まえてきたイシガニ(ガザミが良かったけど見つからず…)
・その辺で採ってきたアオサ
・塩、胡椒、大蒜、鷹の爪、白ワイン、ワサビ、オリーブオイル
・海水

下ごしらえ:
サザエ:サザエが油断している隙をついてナイフを蓋の間から突き入れて貝柱の部分で二等分、残った実は指を入れて貝柱を切って実を抜き、ざく切りにしておく。
カニ:かじり易い大きさに割っておく。胴体で二等分か四等分やね。
アオサ:適当な大きさに刻んでおく。

海水に少し水を足したものでパスタを茹でる。
フライパンにオリーブオイルを温めて、鷹の爪とニンニクを炒め、ニンニクが色づいてきたらカニを投入する。
カニが赤くなったら白ワインをどぼどぼと入れ、サザエのワタの部分を潰しながら煮る。
塩胡椒で味を調え、いい感じに煮詰まってきたらパスタを投入して絡める。
堅いめでフライパンから出して皿に盛っておく。
オリーブオイル、多い目の白ワインでアオサを煮て、変色しないうちに塩胡椒とワサビで味を調えて、盛ったパスタにかけて出来上がり。

サザエのワタの苦さとワサビっぽいアオサとサザエの身のコリコリ感が美味しい。
ニンニク風味のカニを初めて食べたけど、これは美味しい。しかも脱皮してそんなに間がなさそうなちっこいカニだったので、殻が柔らかくボリボリいけた。
これは美味しかった。しかし海水で茹でたパスタはとても美味しいなぁ。

ヤスを撃ち込みたい魚には出会えなかったけど、海と太陽と美味しい料理で幸せ過ぎる海日和であった。

2008年07月07日

●ねるねるねるね?

かなり昔、恐らく私が高校生くらいの頃に、魔女の恰好をした老婆が食品とは思えない毒々しい色をした粉末を実験かなんぞののように混ぜて「うまいー!」とか言って食べる「ねるねるねるね」なるお菓子のコマーシャルをテレビてやっていたのだが、どう見ても「美味しそう」どころか食べ物には見えなかった。
それでも何かにつけカレーやヨーグルトや納豆などを混ぜる時に「ねるねるねるね!!」とか言ってネタにはしていたのだが、最近その「ねるねるねるね」がまだ売っているという事を知ってからと言うもの、考えれば考えるほど「ねるねるねるね」っては実は凄いんじゃないか?と思うようになって来た。

まず「ねるねるねるね」なる安直に冗長すぎる名前のインパクト、そして毒々しい色と良くわからん粉末を混ぜて練るという食品の概念を打ち破るような造形、そしてなによりも食べ物でありながら美味しそうに見せようと言う意図を完全に放棄したかのような逆向きのベクトルである。そういったお菓子なる概念と全く反対方向のものばかりを持ちながらも、「お菓子」の枠組の中で一定の地位を築いているそのポジションと言うか生き様はどこか男心をくすぐるものがある。

粉と水を混ぜて色が変わるネバネバといった子供騙しでしかなかったものが、歴史の選択によって生き残り、お菓子であることを超越しつつもお菓子であるという実存を獲得するほどのなにものかが隠されているのではないかと。
と言う事で生まれて初めて「ねるねるねるね」を食べた。

まず開封してパッケージの説明どおりに、1の粉を入れ、三角カップ一杯の水を入れた後に、2の粉を投入、すかさず小スプーンでねるねるねるね…
と言う事で生まれて初めての「ねるねるねるね体験」の始まりである。

確かにこの作業自体は楽しいものがあるけど、うーん、やっぱり食べ物には見えん…
いやいや、見た目で判断してはいかん。実はとっても美味しいかもしれん。
ということで「色がかわるまでよくまぜよう」なるパッケージの指示通り、色が変わるまでひたすらねるねるねるね…

そして色が変わった後に、3の粉(ラムネ)をトレイに開けて練ったネバネバをそのラムネにつけて食べるわけやけど…うーん微妙…
というか、見た目で想像される通りの味である。ある意味期待を裏切らないと言うかなんと言うか…

特に不味くは無いけど、特に美味しくも無い。あえてこれを食べ物として食べようと言う気にはならなさそうだ。
食べ物を頭で考えて判断してもほとんど意味は無かったし、結局食べ物は食べて判断するしかないなと、そういうことを教えてくれたねるねるねるねであった。
(と、無理やりまとめてみた)

2008年06月25日

●我が家のオーディオ

自己紹介のページに書いた、「ちょっとした自慢」の「結構立派なピュアーオーディオなシステム」を紹介して欲しいと言う方がいらっしゃいましたので喜んで紹介してみる。

オーディオマニアから見れば「わざわざ紹介するほどのもんか?」オーディオに全く興味の無い人から見れば「ハァ?」と言う感じの、定価で言えば50万円コースのシステムである。
とは言っても全てを中古屋さんで安く調達したので、実質数万円しかかかっていない。ちょっとした出会いあり、なかなかの苦労ありで集めたので私的には中々思い入れのある品々である。

どれも10万円くらいの、その世界ではいわゆる「ミドルクラス」なる機器やけど、バブル期に作られたものなので良い部品を使っており「重いオーディオ機器は良いオーディオ機器だ。」というオーディオ界の定理からすれば、対費用効果は抜群であるだろう。音の良し悪しは別として、今から見ればなればなかなかのコストをかけて生産されたものである事は間違いない。

趣味の世界であればどんな世界でもそうやろうけど、特にオーディオマニアの世界は宗教論争と似非科学とプラシーボな議論の世界であるように思う。「完璧な再生装置を使えば、録音スタジオの壁の色までわかる」なる言葉はちょっと常人にはついていけないわけで、私はオーディオに関してはそんな議論を蚊帳の外から「ふーん(w」と眺めていた感じのスタンスであった。
常人から見れば私の所有しているシステムは値段からしてありえんように見えるけど、この世界ではまだまだヒヨッコのレベルであることを特記しておこう。


PL-50L2.jpg
A-701D.jpg
337esd.jpg
ds66z.jpg

レコードプレイヤー:Pioneer PL-50LⅡ1981年 14.6kg
カートリッジ:SHURE M95ED
シェル:audio technica AT-LS13

アンプ:ONKYO Integra A-701D 1988年?17kg


MP3再生用PC:Linuxで起動してrshでmp3プレイヤーを起動して手元のPCのXサーバーから操作
CDプレイヤー:SONY CDP-337ESD 1987年 12.8kg
MD/CDプレイヤー:Marantz CM635 1998年頃 5.2kg


スピーカー(大):DIATONE DS-66Z 1990年 20kgX2

スピーカー(小):ONKYO D-200II 1989年 Liverpool 6.8kg

スピーカーケーブルはCANARE 4S8
RCAケーブルはCANARE GS-6 と F-10で自作

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