« 高野文子『絶対安全剃刀』 / 「ふとん」はこの世で最も美しいものの一つ、だと思う | Top | 高野文子『黄色い本 ―ジャック・チボーという名の友人』 »

2009年11月03日

●ロフトでスポイトを買いそうになり、そして睨まれて「ぷぃっ!」とされる

ロフトに行くたびに「スポイト」を買いそうになるのは一体なぜだろう?
特に使う予定も無い、もしあれば何かの役に立つかもしれない、あっても邪魔になるわけでもない、限りなく手ごろな値段の、何処にでも売っているわけではない、それがスポイト。
目的を持たない「物欲のイデア」が純粋な形で結実した結果、私の中で「スポイトを求める」として現実化するのだろう。

ロフトでとても太った女性がレジに並んでいて、見るとも無くぼんやり見ていたら、めっちゃ睨まれて「ぷぃっ!」とされた。
「何や、感じ悪い人やなぁ」と思ったらその人は買うつもりらしい体重計を両手で抱きかかえるようにしてレジに並んでいたようだ。どうやら体重計を買うのが恥ずかしかったらしい。
彼女は家に帰ってお風呂上りに今日買った単行本より少し大きいくらいの体重計に乗って深い溜息をつくのだろう。
そう思った瞬間にちょっと胸がキュンとした。

トラックバックURL

 

コメントする

(必須項目:名前とコメント本文)
皆様のコメントを心よりお待ちしております。m(__)m