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2007年08月24日

●テリー・ギリアム「バロン」(1988/英 独)

amazon ASIN:B0009J8E8C  ドイツの童話『ほらふき男爵の冒険』の映画化と言う事になっている、テリー・ギリアムの『バロン』を見た。
地球の反対側の的を射抜くスナイパー、弾よりも早く走る韋駄天、船三隻を振り回す怪力男、口から吐いた息で師団丸ごと吹き飛ばす小人を家来に引き連れたバロンの冒険劇。
妙にシュールで変な美しさのある躁な世界であり、こういうのが好きな人にはたまらんのやろう。
無茶苦茶で不真面目やけど、確信犯的なのでバカ映画ではないと言うところであろうか。

全編通じて何じゃこりゃ?な感じで面白かった。首から下を軽蔑する「頭部」と欲求のままに振舞う「首から下」の二つからなる、頭部が外れる王は全男性がムムっと苦笑するのではないだろうか。
映画が滅茶苦茶好きって人にはもうたまらんけど、普通に映画が好きなだけでは「ハァ?」といった所だろう。文学界でのトマス・ピンチョンの立場に通じるような感じであろうか。

巨費を投じて製作した割に大コケしたらしいがまぁわかるような気はする。

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